こばぱぱ(@kobapapaaa)さんの妻は38時間を超える難産でようやく長女を出産。ママ目線の出産レポが多い中、SNSやブログにパパ目線で描いた「38時間出産レポ」を投稿して注目を集めている。妻は深夜に突如陣痛が始まり産婦人科に向かうも、なんと38時間以上もの間苦しみ続けてしまう。本作が誕生した経緯や出産のイメージなどについて、こばぱぱ(@kobapapaaa)さんにインタビューした。

――本作はどのように誕生しましたか?また、本作は実話ですか?

漫画なので少し誇張されている部分はありますが、すべて実話です。今まで連載形式で漫画を描き進めた実績がなかったので、新たな挑戦の題材として選んだのがこの出産レポートでした。

――本作で描かれた出産は、こばぱぱさんにとって初めての出産だったのでしょうか?

初めての出産でパパがお産に対してサポートできる事柄があまりにも少なく、己の無力さに気づかされた1日、いや38時間でした。ちなみに下の子は2時間で出てきてくれたので、見守るパパとしても胸をなで下ろしました。

――出産に38時間もかかるのはかなりの難産だったと思います。実際に出産を経験する前と後では、出産のイメージはどのように変わりましたか?

もちろん出産は命を削る大変なことだと認識はしていましたが、甘かったですね(笑)。体力はもちろんなのですが、こんなにもメンタルとの闘いだとは思ってませんでした…。パパとしては最初から最後まで「頑張れ」しか言えなくてあまりにも無力。あと、ラストスパートまじでママの目が飛び出るかと思い、手が震えてました(笑)。

――今回の漫画で描かれた以外に、出産に関する余談などがあれば教えてください。

パパ安心して!産後はねー。痩せるからねー。全然大丈夫だから!と言い続けて今8年です。また、本作でも描いているとおり、お産前にカツ丼を食べ、お産後も孫〇空なみの食生活を維持していました。妻は小さい身体なのに、女性は本当にパワフルだと感じました。

――最後に、現在妊娠中の読者の方にメッセージをお願いします。

ここはパパである僕が語っても何の説得力もないので、リアルガチ38時間ママのコメントで締めくくりたいと思います!出産は今まで経験したどんなことより壮絶なものでした。ただ今思い返しても、あれほど「幸せな瞬間なんてない」と思うほど素敵な体験だったと記憶しています。出産は思い通りに進まないものですが、その先はたくさんの幸せな未来が必ず待っています。どーんと構えて素敵なお産にしてくださいね。応援してます!とりあえず妊娠中はパパにいじられまくったこの漫画読んで笑って、リラックスしてもらえたらと思います(笑)。

本作は妻が体験した難産の様子をパパ目線でリアル&コミカルに描いている。出産は大変なことが多いが、新しい命の誕生には希望が満ち溢れている。女性はもちろんだが、これからパパになる男性にもぜひ読んでほしい!



取材協力:こばぱぱ(@kobapapaaa)