子どもが幼稚園に通い慣れた頃、空き時間にパートを始めたいという人は多い。しかし、近隣かつ短時間でOKな勤め先はなかなか見つからないもの……。苦労して見つけたパート先の先輩が威圧的で働きづらい職場だった星河ばよ(@bayo_fantasy)さんの漫画「パート先の先輩がこわい」を紹介するとともに、パート先での人間トラブルや劣悪な環境について詳しく話を聞いた。



本作を描くきっかけは、「子どもが生まれてからは自分の時間がまったくない日々でしたが、わずかな息抜きの時間にSNSを見ていて、すごく共感したのが『育児系のつぶやき・育児漫画』でした」と述懐。続けて、「学生時代は部活で漫画を描いていましたが、会社員になってからはすっかり遠ざかっていました。育児漫画を読みながら、いつか自分もデジタルで漫画を描いてみたいなと思っていました」と、当時を振り返った。

漫画に描かれているパート先での人間トラブル。なかなか劣悪な環境下で働いていたが、「今までどんな人とでもなんとかやっていけると思って生きてきましたが、先輩(アカオさん)とは最後まで打ち解けられませんでした」と伏し目がちに語った。嫌われていたのがわかったし、いろんな人がいるとは思っていたが、「私のもがきと奮闘は、漫画でお楽しみください」と前を向いて笑った。

第1話で描かれているのは「よい条件だが定時で上がりにくい」という職場。第1話から怪しい雰囲気満点なのだが、星河ばよさんも「定時で上がりづらいってどういうこと?」と不思議に思いつつ、先輩の圧が毎度怖かったのだそう。

怖い先輩というのはどこの職場にもいるもの……。読者の共感コメントも多かったという。

「どこにでもいますよね、一人や二人。理由を考えるのはもはや無意味かもしれませんが、いつも『なぜこの人はこうなんだろう?』と思っていました。自分がいじめられる理由を一生懸命考えていたように思います」

この漫画のほかにも、Instagram、はてなブログ、X(旧Twitter)で主に長男の発達障害(グレーゾーン)について発信している星河ばよさん。気になる人はそれらの作品もチェックしてみて!



取材協力:星河ばよ(@bayo_fantasy)