「砂利」か「コンクリート」か「アスファルト」か? 自宅駐車場の「地面」問題に決着!

この記事をまとめると

■駐車場の路面は気になるポイントだろう

■自宅に駐車場を作るときはコンクリートがベスト

■一方で砂利の駐車場にもメリットがある

クルマ好きならコンクリートがベスト!

 自宅に駐車場を作るとき、コンクリートにするか砂利にするか悩む人は多いだろうが、クルマ好きならコンクリートがベスト。

 コンクリートなら雨が降っても水はけがよく、ワダチもできないし、雑草も生えてこない。靴も汚れないし、濡れてもすぐ乾いて湿気がたまりにくい。一度施工すれば、基本的にノーメンテで済むのがメリット。

 クルマを出し入れするときの音も最小で済むし、タイヤや靴の裏に小石が挟まることもない。

 掃除もラクだし、雪かきなどもしやすい。

 またコンクリートなら駐車場内でも安心してジャッキがつかえる。

 もうひとつ、コンクリートだとスッキリして見栄えがいいという意見もある。

 デメリットは費用と照り返しの強さぐらい。乗用車1台分のコンクリートの駐車場を作ると、30万円ぐらいの費用がかかる。砂利の駐車場ならその3分の1程度で済むが、数年後砂利からコンクリートに追加工事をするともっと高くつくので、考えどころ。

 おまけにコンクリートは工事期間が長いので、あとから工事をすると数日間駐車場がつかえなくなることに……。

砂利は初期コストが安い

 一方、砂利の駐車場のメリットはなんといっても初期コストが安いこと。

 乗用車一台分の駐車場に1トン弱(30000円前後)の砂利が必要とされるが、業者に頼んでも工賃込みで10万円前後。工期も短いのが長所といえる。

 また、クルマが出入りしたり、人が砂利の上を歩くと「ジャリジャリ」と音がするので、防犯効果も期待できる(反対に、その音がデメリットにもなる)。

 その代わり、砂利は敷地外に飛び出て減ったり、車重でワダチが出来たり、水たまりが出来たり、雑草が生えてきたりして、手入れが大変。

 靴やタイヤ、ボディ下面も汚れやすいし、落ち葉を掃いたり、雪かきをするのもひと苦労。

 間をとって、タイヤの乗る部分だけコンクリート舗装する方法もあるが、あまりいい評判は聞かない。

 駐車しづらいとか、真ん中の砂利や芝生の部分から雑草が生えてきたり、砂利が散ったり、芝生が伸びてきて芝刈りが必要だったり、中途半端なメリットしかなく、全面コンクリートのやり直すケースも珍しくない……。

 さらにアスファルトという方法もあるが、広い月極駐車場ならメリットもあるが、個人の住宅には費用、見栄え、耐久性の面で、メリットは小さい。

 というわけで、予算の壁はあるにせよ、長い目で見れば自宅の駐車場は、コンクリートにしておくことが一番だ。