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 今回は2024年4月13日〜4月19日に多くの方に読まれた記事・TOP5を発表します。

 第5位からの発表です!

<目次>

第5位:【圧巻のドラマで再現】戦後最大の謎「国鉄・下山総裁事件」の最終結論か?NHK「未解決事件 File.10」国内外の新資料の発見

第4位:「しっとり香りのよいパンを届けたい」山崎製パンが“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由

第3位:【いじめ自殺を防ぐ1枚の診断書に全国から殺到】現役精神科医が語る「法と医者は使いよう」、学校の対応が遅いと言われるのはなぜ?

第2位:【白米より玄米がよい、は本当か】「良い食品、悪い食品」のエビデンス鵜呑みは慎重に

第1位:〈気仙沼港に100キロのクロマグロが出現!〉地元からも「こんなこと、100年に一度」の声、実はクロマグロが増えている理由、「成功体験」を資源管理に活かせ!

第5位:【圧巻のドラマで再現】戦後最大の謎「国鉄・下山総裁事件」の最終結論か?NHK「未解決事件 File.10」国内外の新資料の発見

(NHKホームページより)

 NHKスペシャル「未解決事件 File.10」は戦後最大の謎とされる、国鉄(JR各社に分割前の全国を網羅した国営鉄道)の下山定則総裁が1949年夏、三越本店に入ったあと、失踪後に常磐線綾瀬駅付近で列車による轢断死体で発見された怪事件に調査報道によって迫った。

 作家の松本清張氏が『日本の黒い霧』(1960年)によって、朝日新聞記者だった矢田喜美雄氏らジャーナリストが取り組んできたテーマの最終結論がでたのではないか、と思わせる傑作である――。

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【圧巻のドラマで再現】戦後最大の謎「国鉄・下山総裁事件」の最終結論か?NHK「未解決事件 File.10」国内外の新資料の発見

第4位:「しっとり香りのよいパンを届けたい」山崎製パンが“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由

臭素酸カリウムが使われた超芳醇

 山崎製パン株式会社(ヤマザキ)が3月、一部の角食パンに食品添加物「臭素酸カリウム」を使い始めました。臭素酸カリウムは遺伝毒性発がん物質とされ、添加物批判の記事や書籍等では必ず、猛批判される物質。同社は、臭素酸カリウムを2014年以降は使っていませんでしたが、使用再開です。

 しかも、2月25日からはウェブサイトで、自主的に使用再開を情報提供し始めました。法的には、告知する義務はないのに……。

 さっそく同社に尋ねました。「発がん物質を食品に使う? 週刊誌などからまた、猛烈にたたかれますよ」。答えは、「もっとおいしいパンを提供するために使いますが、安全は絶対に守ります。詳しく説明しますので、なんでも聞いてください」――。

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「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由

第3位:【いじめ自殺を防ぐ1枚の診断書に全国から殺到】現役精神科医が語る「法と医者は使いよう」、学校の対応が遅いと言われるのはなぜ?

 いじめ防止対策推進法は、実によくできている。眠らせておくには惜しい。いじめの防止に関わるすべての職種が、その目的のために使えばいい。

 同法は、その「基本理念」として、第三条に「いじめの防止等の対策」は、「いじめが児童等の心身に及ぼす影響その他のいじめの問題に関する児童等の理解を深めることを旨として行われなければならない」としている。医師、とりわけ、精神科医は心身の専門家である。だから、精神科医がこの法に触れてはいけない理由はない。使うべきである。

 また、児童・生徒とその親御さんにおかれては、精神科医をもっと使ってほしい。「法と医者は使いよう」、それが、筆者の意見である――。

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【いじめ自殺を防ぐ1枚の診断書に全国から殺到】現役精神科医が語る「法と医者は使いよう」、学校の対応が遅いと言われるのはなぜ?

第2位:【白米より玄米がよい、は本当か】「良い食品、悪い食品」のエビデンス鵜呑みは慎重に

(dulezidar/iStock/Getty Images Plus)

 諸外国の文献を基に「悪い食品」「良い食品」をバチッと分けて、悪い食品を良い食品に置き換えたら健康になれる、という説明をする書籍がベストセラーになりました。エビデンスに基づく、というのが売りで、「オリーブオイルは○、玄米は○、加工肉は×」というような分け方をしています。

 でも、先生のご著書では「この食品は良い、悪い」という二分法はされていません。どうも世間では、エビデンスという言葉がマジックワードになっている気がするのです。エビデンスと言われただけで信じ込んでしまう、というような。残念ながら、栄養学の知識に乏しい知識人が「オリーブオイルがいい。エビデンスがある」などとSNSに書き込むような現象が起きています――。

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「良い食品、悪い食品」という単純化は勧められない 佐々木敏・東京大学大学院医学系研究科教授インタビュー(2)

第1位:〈気仙沼港に100キロのクロマグロが出現!〉地元からも「こんなこと、100年に一度」の声、実はクロマグロが増えている理由、「成功体験」を資源管理に活かせ!

(LUNAMARINA/gettyimages)

 先日、所用があって東北地方有数の漁港、気仙沼を訪れた際、珍しい場面に遭遇した。港の奥深く、漁船が泊まる岸壁に、クロマグロが姿を現し、悠然と泳いでいたのである。港を案内してくれた漁業者の方によれば、100キログラムはあるだろうと言う。

 「こんなことは、今までにほぼ見たことがない」と地元の人は口を揃え、珍しい光景を見に人々が集まってくる。「新聞社を呼んだほうがいいんじゃないか」との声も聞こえてくる。「100年に1度あるかないかというようなものを見ましたね」と案内してくれた方も言う。

 さすがに湾内にクロマグロが姿を現すのを見かけるのは非常に珍しいことであるかもしれない。しかし、クロマグロが急速に増えているとの声は各地の漁業者からしばしば聞くようになっている――。

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〈気仙沼港に100キロのクロマグロが出現!〉地元からも「こんなこと、100年に一度」の声、実はクロマグロが増えている理由、「成功体験」を資源管理に活かせ!