■前回のあらすじ
仕事で心が疲弊した主人公が偶然居酒屋で出会ったのは、趣味や好みがピタリと合う男性。意気投合した2人はやがて結婚を約束する仲に発展します。彼からプロポーズを受けた帰り道、偶然見かけた彼を尾行すると、部屋の中から「パパ」と呼ぶ子どもの声が…。すると「モトの妻」と名乗る女性があらわれるのでした。裏切りの証拠を集めた彼女は主人公に慰謝料請求を宣告。一人で戦うことを決意した主人公は、弁護士の力を借り、無事慰謝料を逃れることができるのでした。そんなある日、モトの妻から突然の電話が…。家事育児も手伝わず、力で支配する夫について「あんな男、貴方にあげる」と言い放つモトの妻。モトの両親についても、会うたびに「可愛げないオバさん」「愛想がない」と否定され、夫からも「嫌々結婚してやった」と過酷な結婚生活の中身が明るみになるのでした。

■暴走する夫





■「若いあなたが羨ましい」…

家族への裏切り行為を正当化し、逆に妻を邪魔者扱いするモトは、妻・レミをさらなる力で支配。

レミは「私なんて指輪さえもなかった」と悲痛な想いを訴えます。

これまで離婚を考えたにも関わらず離婚しなかったワケを妻に尋ねると、レミは涙ながら「愛しているから」と答えるのでした。


(尾持トモ)