韓国ガールズグループ「少女時代」のメンバーとして、2007年に韓国でデビューした「テヨン(少女時代)」。彼女は、デビュー当初からソロ活動も行っており、「ゴールデンディスク賞」の「女性アーティスト賞」や「ソウル歌謡大賞」の「音源大賞」など、その活躍ぶりは大きく評価されている。そんなテヨンがリリースした韓国ドラマのOSTから、名曲をピックアップ!

「if」
 2008年に韓国で放送されたドラマ『快刀ホン・ギルドン』のOSTで、テヨンの高い歌唱力と切なく儚い歌詞とメロディー展開で多くの韓国国民の心を奪った曲。当時、韓国音源チャート「Melon」にて、19週連続でOST部門1位を獲り、その年の週間チャートで16位という大快挙を成し遂げた。さらに、上半期のカラオケランキングでも1位を獲るなど、2000年代を代表するバラード曲の一つとなった。プロスケーターの「キム・ヨナ」がカバーして話題にもなった曲。

「All about you」
 2019年に韓国で放送されたドラマ「ホテルデルーナ〜月明りの恋人〜」のOST曲。リリース当時、音源チャート「Melon」にて人気チャート1位、週間チャート2週連続1位、月間チャート2位、「Gaonチャート」にてストリーミング再生1億回を突破した人気曲。静かに響くピアノ伴奏と、洗練されたテヨンの歌声が神秘的に聴こえるラブソングで、ドラマのストーリーが進んでいくごとにこの曲の歌詞の意味が少しずつ理解できるようになっている。最終話まで観た人なら、この曲を聴いただけでも主人公たちの最後を思い出してしまう、切なくも美しい心に触れられる楽曲だ。

「Kiss me」
 2020年に韓国で放送されたドラマ「ブラームスは好きですか?」のOST曲。天才ピアニストを演じるキム・ミンジェと、バイオリニストで落ちこぼれの音大生を演じるパク・ウンビンのじれったい恋模様を、美しいピアノの旋律と表現豊かなテヨンの歌声で堪能できる楽曲。原題「明日は告白するね」で分かる通り、お互いに気持ちは通じ合っているけど、なかなか一歩踏み出せないムズムズする感情が表現されている名曲。ドラマを見れば、さらに歌詞の意図がよくわかるので観ていない人は必見。