※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

中華ドラマ「陳情令」19話では、乱葬崗で強い怨念を放つ黒い剣と再会する魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の様子が描かれた。

 7日後、街に現れた魏無羨はかさをかぶり腹部を押さえながら青白い顔をして歩いていた。魏無羨はふもとで江澄(ジャン・チョン)を待ち続けたが運悪く温晁(ウェン・チャオ)に遭遇してしまう。温晁が魏無羨を軽く攻撃すると魏無羨はその場で鮮血を吐いてしまうのだった。

 一方、江澄は山頂で目を覚ますと自分に霊力が戻っていることを実感する。江澄は抱山散人のおかげだと思い込んでおり、魏無羨が金丹を差し出したとは考えもしなかったのだった。

 屈辱的に温晁から痛めつけられていた魏無羨だったが、決してひるまなかった。温晁はそんな魏無羨を乱葬崗に捨て去る。魏無羨が目を覚ますと自分が真っ黒な草むらの上で横たわっていたことに気が付く。そこで魏無羨は再び玄武亀の甲羅の中から見つけた強い怨念を放つ剣を発見する。魏無羨は一歩一歩その剣に近付いていった。剣は魏無羨に対して復讐(ふくしゅう)したいかと問いかけた。魏無羨は最後の力を振り絞りその黒い剣を地面に突き刺した。魏無羨の瞳は殺気に満ちており昔の面影はなかった。

 魏無羨が失踪してから3ヶ月が経った。藍忘機(ラン・ワンジー)は江澄と共に岐山温氏の教化司を襲撃し、聶明玦(ニエ・ミンジュエ)も温旭(ウェン・シュー)を倒し射日の征戦は確実に温氏を追い詰めていた。

 その頃、温晁と共に夷陵に滞在していた王霊嬌(ワン・リンジャオ)が悪夢にうなされるようになる。ある日、王霊嬌が温晁の元からこっそり逃げようと宝石の入っている木箱を開けるとその中には血まみれの目玉が入っていた。驚いた王霊嬌はドアの前に貼られていたおはらいのお守りを破り自分の胸に貼り付け再び木箱をひっくり返すと、何事もなかったように中から宝石が出てきた。その宝石を急いで懐にしまった王霊嬌だったが、突然何かがおかしいことに気がついたのだった。