県は本年度、県内での1週間の熱中症救急搬送者数について、統計を開始する5月から、毎週月曜日に県のホームページ(HP)で公表することを決めた。1回目となる公表が8日にあり、第1週の先月29日〜今月5日は、子どもから高齢者まで7人で、死者はいなかった。統計実施期間は同じだが、昨年度は8月から公表していた。

 県消防救急課によると、搬送者の内訳は高齢者(65歳以上)5人、成人(18歳以上、65歳未満)と少年(7歳以上、18歳未満)が1人ずつ。前年同期比で4人増となっている。いずれも軽症や中等症だった。住宅での発生が3人と最も多く、次いで道路2人、工場・工事現場、その他が1人ずつとなっている。

 県は総務省消防庁の統計に合わせ、県内各消防本部の熱中症救急搬送者を取りまとめている。今年の調査期間は4月29日から10月6日まで。暑さが本格し、熱中症のリスクが高まる恐れがあることから、注意喚起のため、公表を昨年度より早めた。