東北国道協議会(会長・内田広之福島県いわき市長)は8日、山形市のホテルメトロポリタン山形で通常総会を開き、道路施策に関する国への要望を決議した。任期満了に伴う役員改選では、新会長に副会長の佐藤孝弘山形市長を選任した。

 決議は▽復興関連予算の継続的確保▽防災・減災対策の充実▽道路ネットワーク整備の推進▽命や暮らしを守り活性化を図る施策の推進―の4項目。決議を採択後、佐藤新会長が山本巧・国土交通省東北地方整備局長に要望書を手渡した。

 新会長に就任した佐藤市長は「道路インフラは命と経済、生活を守る重要な存在。要望実現に向けて誠心誠意取り組んでいく」とあいさつした。

 同協議会は国道の整備促進や維持管理の支援などを目的に、東北の224市町村で組織。総会には国交省や東北6県、各市町村から計約220人が出席した。