【ソウル聯合ニュース】5月のK―POP界はガールズグループが相次いで新譜をリリースし、今後の活躍からますます目が離せなくなりそうだ。

 デビュー1周年を迎えたLE SSERAFIM(ル セラフィム)は1日(配信基準)にファーストフルアルバム「UNFORGIVEN」を発表した。ミニアルバム「FEARLESS」「ANTIFRAGILE」に続き、今回のアルバムで3部作を完成させた。

 同日開かれたショーケースで、メンバーのキム・チェウォンは「他人の評価に頼らず、LE SSERAFIMだけの道を歩むという意志を込めたアルバム」と紹介。ホン・ウンチェは「タイトルと新曲がアルバムのテーマと連携し、一つのストーリーラインとしてつながる」と説明した。

 8日にはメタバース(仮想空間)をコンセプトとするSMエンタテインメント所属のaespa(エスパ)がバトンを受け継ぐ。

 aespaのサードミニアルバム「MY WORLD」には自由奔放で若いエネルギーが詰まったタイトル曲「Spicy」をはじめ、シックで幻想的な「I´m Unhappy」など全6曲が収録される。

 SMは、未来のエンターテインメントの中核的な価値であるSMCU(SMカルチャーユニバース)をベースとするaespaの世界観においてシーズン2の幕開けとなるアルバムだとして、多彩な音楽性を期待してほしいと伝えた。

 「MY WORLD」は予約枚数が150万枚を超え、早くもミリオンセラーが確実となった。

 昨年「TOMBOY」「Nxde」の2曲を大ヒットさせた(G)I−DLE(ジー・アイドゥル)は、15日に6枚目のミニアルバム「I feel」をリリースする。タイトル曲「Queencard」をはじめ「Lucid」「All night」など全6曲が収録される。

 所属事務所のキューブエンターテインメントは「リーダーのソヨンがタイトル曲の作詞、作曲、編曲を手掛け、強烈な色彩で武装した(G)I−DLEならではの音楽性を披露する予定だ」と説明した。 

 注目されるのは、先月ファーストフルアルバムを発表したIVE(アイブ)も含め、これらのグループがラブソングを歌わないという点だ。

 LE SSERAFIMは「UNFORGIVEN」で、逆境に屈することなく共に進もうというメッセージを発信した。aespaは新譜のタイトル曲「Spicy」の歌詞で、グループの自由奔放な魅力をアピールする。(G)I−DLEも平凡なラブソングは選ばない見通しだ。

 音楽評論家のキム・ドホン氏は「ガールズグループの最大の消費層は今や男性ではなく女性、それも10代だ。恋をしようというありがちな内容よりは、堂々と進もうというメッセージが偶像(アイドル)としてよりアピールできる。主な消費層に訴求するための戦略とみられる」と分析した。

 芸能事務所の関係者は「配信市場でガールズグループが圧倒的優位に立っているだけに、ガールズグループ旋風はしばらく続くだろう」との見方を示した。