尹大統領 秘書室長に鄭鎮碩氏任命=「野党と円満な意思疎通期待」
尹大統領は今月10日に実施された総選挙で国民の力が惨敗したことを受け、辞意を表明した李官燮(イ・グァンソプ)大統領秘書室長の後任人事を進めてきた。
鄭氏は記者出身で、5期目の重鎮議員。今回の総選挙では落選した。国会副議長や青瓦台(旧大統領府)政務首席秘書官、国民の力の前身である「セヌリ党」の院内代表などを歴任した。超党派の韓日議員連盟の会長も務めている。
尹大統領は鄭氏について、「与野党とも円満な関係を持っている」として、「秘書室長として(大統領)参謀陣だけでなく、内閣や野党、メディア、市民社会と円満に意思疎通し、職務をしっかり遂行することを期待している」と述べた。
鄭氏は「少数与党の政局が懸念され、(政権運営で)難航が予想される。この厳しい時期に尹政権を助け、大統領を助けることが私の責任だ」として、「大統領がより意思疎通し、統合の政治を行ううえで微力ながら補佐したい」と語った。