【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が4日発表した4月末の外貨準備高は4266億8000万ドル(約57兆9000億円)で、前月末に比べ6億1000万ドル増加した。韓国銀行によると、外貨資産の運用収益が増加したことに加え、米ドル安によりドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増加したことによるものという。

 外貨準備高は昨年11月末から今年1月まで3カ月連続で増加し2月に減少したが、3月から再び増加に転じた。

 項目別では、国債や社債などの有価証券が前月末に比べ32億5000万ドル減の3743億4000万ドル、預金が37億1000万ドル増の278億5000万ドルだった。

 国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は1億3000万ドル増の149億3000万ドル、IMFリザーブポジションは2000万ドル増の47億7000万ドルだった。金保有は47億9000万ドルで、2013年2月から変動がない。

 韓国の外貨準備高は3月末現在、世界9番目の規模。1位は中国(3兆1839億ドル)、2位は日本(1兆2571億ドル)、3位はスイス(8940億ドル)だった。