◇北朝鮮が「宇宙発射体」発射 失敗か

 韓国軍合同参謀本部は31日、北朝鮮が同日午前6時29分ごろ、北西部の平安北道・東倉里付近から南方向へ、北朝鮮が主張する「宇宙発射体」を発射したと発表した。北朝鮮が衛星を搭載したとする飛翔体を打ち上げるのは、2016年2月7日の「光明星」以来、約7年ぶり。合同参謀本部によると、この飛翔体1発は朝鮮半島西側の黄海にある白ニョン島西の沖上空を通過。その後、韓国西部の全羅北道・於青島の西約200キロの海上に落下した。飛翔体は落下予告地点に達しなかった。

◇新型コロナの危機警戒レベル あす引き下げ

 新型コロナウイルス感染者に対する隔離義務が6月1日をもって撤廃される。マスク着用義務も一部医療機関を除き解除される。政府は同日午前0時、新型コロナの感染症危機警戒レベルを最も高い「深刻」から「警戒」に引き下げる。これにより、2020年1月20日に韓国で初めて感染者が確認されて以来約3年4カ月ぶりに日常生活に戻ることになる。

◇済州できょう海上阻止訓練 天候悪化で規模縮小 

 韓国が主催する大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)海上阻止訓練が31日、南部・済州島の済州民軍複合港(済州海軍基地)で行われる。この訓練は大量破壊兵器(WMD)の積載が疑われる船舶に乗船し、実際に不審な貨物が積載されていないか検査する手順を確認するものだ。訓練には韓国と米国、日本、オーストラリアが参加する予定だったが、天候悪化により規模を縮小し、停泊訓練は韓国海軍と海洋警察の艦艇のみが行う。

◇外国人所有の住宅8万戸超 過半数を中国人が購入

 国土交通部が公表した統計によると、昨年末時点で外国人が所有する韓国内の住宅は計8万3512戸だった。このうち54%を中国人が所有しており、米国人が所有する住宅は24%だった。外国人の住宅所有統計が公開されたのは今回が初めて。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が「外国人による投機性住宅取引の規制」を国政課題として掲げたことを受け、今年から統計の公表が始まった。