【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループのBTS(防弾少年団)などを擁する総合エンターテインメント企業のHYBE(ハイブ)が子会社のレーベルであるADOR(アドア)に対し30日に取締役会を開くよう求めていたことについて、ADORのミン・ヒジン代表がこれに応じないと回答したことが29日、分かった。

 HYBEは先週、裁判所にADORの臨時株式総会招集の許可を申し立てており、ミン氏を解任したうえで経営陣の刷新を行う見通しだ。

 HYBEはミン氏ら経営陣の一部がADORの経営権を奪い、ADOAに所属するガールズグループ・NewJeans(ニュージーンズ)のメンバーを連れて独立しようとしたとして監査を実施。ADOR側に対し、30日に取締役会を開くよう要請していた。

 これに対しミン氏は、HYBEがADORの取締役会メンバーの入れ替えなどを要求すること自体が違法であり、取締役会の招集を求めるのも適法ではないとして、取締役会の招集を拒否した。

 臨時株主総会招集の許可申し立ては通常、3週間に可否が決まり、許可されれば当日に株主総会招集が通知され、その15日後に総会が開かれる。この手順でいけば1〜2カ月程度でADORの経営陣を入れ替えることができると、HYBE側はみている。