【ソウル聯合ニュース】オーストラリアを訪問している韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は1日、両国の外交・国防閣僚協議(2プラス2)で、米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を通じた先端技術分野の協力に関し韓国の参加を検討したと明らかにした。閣僚協議後の共同会見で関連質問に答えた。

 申氏は「AUKUS加盟国が韓国をAUKUS第2の柱のパートナー国として検討していることを歓迎する。韓国の国防科学・技術能力がAUKUS第2の柱の発展と地域の平和に寄与できるだろう」と述べた。

 インド太平洋で影響力を高める中国をけん制するために2021年に発足したAUKUSは2つの柱で構成されており、第1の柱はオーストラリアへの原子力潜水艦の配備、第2の柱は人工知能(AI)など先端技術の協力を掲げている。

 韓国とは第2の柱で協力を検討する。

 マールズ豪副首相兼国防相は「AUKUSは安全保障同盟ではなく、技術共有協定だ。韓国は非常に印象的な技術を持っており、価値を共有して戦略的に協力する国としてわれわれはすでに技術と関連して緊密に協力している」と強調。「第2の柱の発展にそういう機会があるだろうし、日本ともそうした機会をうかがっている」と話した。