【ソウル聯合ニュース】2025学年度の大学医学部の定員を増やすとした韓国政府の方針に反発する医大生や医学部教授、研修医らが保健福祉部長官と教育部長官を相手取り定員変更などの差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審で、ソウル高裁は16日、一審を支持し、即時抗告を却下する決定を出した。

 却下は訴訟要件が成立しない場合に出される。これにより、医学部定員の増員が27年ぶりに最終確定する見通しとなった。

 一審でソウル行政裁判所は、原告側には定員増により侵害される具体的な利益がなく、執行停止を申し立てる資格がないとし、申し立てを却下した。