米女優バーバラ・ラッシュが死去した。97歳だった。ポール・ニューマンと共演した『都会のジャングル』をはじめ『若き獅子たち』『7人の愚連隊』などの映画で知られたバーバラが、先月31日に帰らぬ人となったことを娘でフォックス・ニュースのレポーターのクラウディア・コワンが明らかにした。

 クラウディアは、フォックス・ニュース・デジタルにこう話している。「私の素晴らしい母が、今日午後5時28分に安らかに息を引き取りました。今朝は母と共にいたんですが、母は私が無事に帰宅するのを待って、逝きました。母がお気に入りのホリデーの1つであるイースターに去ることを選んだのは、相応しいことで、もちろん今後私と私の家族にとってイースターはさらに深い意味を持つことになるでしょう」

 1940年代後半に舞台デビューを果たしたバーバラは、パラマウント・ピクチャーズと契約し、1953年のSF映画『宇宙から来た(イット・ケイム・フロム・アウター・スペース)』でブレイク、その後『アリゾナの襲撃』でスターリング・ヘイドンと、『ビガー・ザン・ライフ 黒の報酬』でジェームズ・メイソンと共演した。

 1970年代には舞台に戻りミュージカル『不滅のモリ-・ブラウン』に出演、80年代には後にジュリア・ロバーツやサリー・フィールド、ドリー・パートンをキャスト陣に迎え映画化された『マグノリアの花たち』のツアー公演に主演した。またバーバラは『ペイトン・プレイス物語』や『オール・マイ・チルドレン』といった人気ドラマにレギュラー出演するなどテレビの世界でも活躍した。

(BANG Media International/よろず〜ニュース)