スティーヴン・スピルバーグ監督が『デューン 砂の惑星パート2』をこれまで観たSF映画の中で最高のもののひとつだと大絶賛した。

 『E.T』などの名作で知られるスピルバーグ監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と共にDGAのポッドキャスト『ダイレクターズ・カット』に出演した際、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤらが出演する砂漠を舞台にした同大作についてこう語っている。 「この作品はまさに映像の叙事詩であり、深く深く描かれたキャラクターで満たされている」「しかし、映画の上映時間を考えると、セリフは非常に少ない。まさに映画だ。ショットはとても絵画的で、それでいて気取ったアングルや設定はひとつもない。あなたは私が今まで見た中で最も素晴らしいSF映画のひとつを作った」

 またスピルバーグ監督は、その特殊効果についても称賛し、「これは砂漠を愛する物語だが、これほど砂漠を愛する映画の中に水への切望がある」「緑の草原と生命の青い水を渇望する聖なる水だ」「砂漠を海に見立てて撮影している。サンドワームは海蛇のようだった」とし、サンドワームがサーフィンをしているシーンを「これまで見た中で最も素晴らしいもののひとつ」と見解を述べていた。

 スピルバーグ監督は、さらにヴィルヌーヴ監督をハリウッド史上最高の監督のひとりだとした上で、「世界を作り上げる映画監督たちがいることを最初に言っておこう。長いリストじゃないし、我々はその多くが誰だか知っている。(ジョルジュ・)メリエスから始まって、(ウォルト・)ディズニー、(スタンリー・)キューブリック、ジョージ・ルーカス。レイ・ハリーハウゼンもその中に含まれる」「フェデリコ・フェリーニは独自の世界を築いた。ティム・バートン。ウェス・アンダーソン、ピーター・ジャクソン、ジェームズ・キャメロン、クリストファー・ノーラン、リドリー・スコット、ギレルモ・デル・トロ。リストは続くが、それほど長いリストではない。私は、あなたがその最も新しいメンバーの一人であると深く、熱烈に信じている」と説明した。

(BANG Media International/よろず〜ニュース)