カントリー歌手でラッパーのジェリー・ロール(39)がCMTミュージック・アワードで3冠を達成した。ジェリーは昨年同様、同式典でノミネートされていた賞を全て受賞する快挙となった。

 7日、テキサス州オースティンのムーディー・センターで開催された同式典で、ジェリーは『ニード・ア・フェイヴァー』でCMTパフォーマンス・オブ・ザ・イヤーを受賞した際、「昨年、皆のおかげで、あらゆる意味で僕の人生が変わった。僕の人生が変わるなんて決して思っていなかった」と涙ながらに語っていた。

 ゴスペル・カントリーの同曲は更にビデオ・オブ・ザ・イヤー、と男性ビデオ・オブ・ザ・イヤーも獲得する結果となった。

 服役中に23歳で高校卒業と同等の資格を得たジェリー、人々にセカンドチャンスを与えることの重要性についてこう話してもいた。「自分の人生で最高の夜の一つを過ごしている。ある人からこう言われたことがあるんだ。『同じままでいることの痛みが変化することの痛みを上回るまで君は変わらない』と。それは必要なことさ。テキサス、愛しているよ」

 一方今年で4回目、今回はソロで進行を務めたケルシー・バレリーニはジェリーからのハグを全員が受けるべきと話していた。「ホストの役目として良いニュースと悪いニュースを知らせなきゃならないんだけど、悪いニュースは観客席にいるセレブリティの皆に向けて、今夜はギフトバッグなしよ」「けど今それより良いものが確実にある?いい?ジェリー・ロールからのハグ、こっちに来て!最高のハグ!それ自体賞よ」

 今年の同式典ではトリーシャ・イヤウッドがその慈善活動を称えられ、ジューン・カーター・キャッシュ・ヒューマニタリアン・アワードを受賞、ニューアルバムから新曲『プット・イット・イン・ア・ソング』を初披露していた。

 他にもカーリー・ピアースとクリス・ステイプルトンが『ウィー・ドント・ファイト・エニモア』でコラボラティブ・ビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞、アシュリー・クックは『ユア・プレイス』でブレイクスルー女性ビデオ・オブ・ザ・イヤーで初受賞を果たし、同賞の男性部門はウォーレン・ザイダースの『プリティ・リトル・ポイズン』に軍配が上がった。

 そしてレイニー・ウィルソンは『ウォーターメロン・ムーンシャイン』で女性ビデオ・オブ・ザ・イヤーを獲得、CMTデジタルファースト・パフォーマンス・オブ・ザ・イヤーは『イット・マターズ・トゥ・ハー』でスコッティ・マクリーリーが受賞した。

(BANG Media International/よろず〜ニュース)