先月、勤めていた大阪府八尾市の工場に放火したとして、元派遣社員の男が逮捕されました。 付近の防犯カメラには、男とみられる人物が現場から立ち去る様子が映っていました。

 こちらは現場近くに設置された防犯カメラの映像です。画面左から自転車に乗って通り過ぎていく人物。20日逮捕された元派遣社員の中村哲夫容疑者(54)が、事件直後に現場から立ち去る様子とみられます。

 警察によりますと、中村容疑者は2月22日未明、八尾市にある工場に侵入し、放火した疑いがもたれています。工場は全焼し、隣接する会社など6棟も焼けましたが、けが人はいませんでした。

 中村容疑者は2月1日からこの工場に勤務していましたが、3回しか出勤せず、19日に契約を解除されていて、調べに対し「クビの宣告をされ、腹が立ち、ライターで紙に火をつけた」などと容疑を認めているということです。