ヘンリー王子のイギリス一時帰国に、同行しなかったメーガン妃。しかし、空港にはいたことが判明し、批判殺到!ナイジェリアでの服装や行動も物議を醸しています。また、ネットフリックスとの“約150億円契約”で新番組を2本制作予定の夫妻ですが、実は資金難⁉二人が目指す先は?デーブ・スペクターさんの解説です。

「まさにファーストレディーのようだった」ナイジェリアでのメーガン妃の振る舞い・服装を巡り批判殺到

メーガン妃、『ウィンザー』という名のドレスを着用

 イギリスに一時帰国したヘンリー王子は、国内で開催されたイベントに出席。そこに、メーガン妃の姿はありませんでした。しかし5月9日、イギリスの空港のVIPルームで、アメリカから到着したメーガン妃と合流し、ナイジェリア行きのフライトに乗り込んでいたことが判明。英・メディアは「極秘合流」「国内素通り」と報じ、批判が殺到しています。

Q.イギリスには行ったが空港からは出なかった、ということですか?

(デーブ・スペクターさん)

「要するに、ロンドンの中に入りたくないんです。ただ、迎えるナイジェリア側はヘンリー王子とメーガン妃が別々に到着すると“迷惑”ですし、ロスから行ってもどっちみち乗り換えが発生しますから、ロンドン経由が合理的だったと思いますが、イメージが悪いです」

 3日間のナイジェリア訪問も、“偽ロイヤル・ツアー”だと批判の声があがっています。まず、1日目にメーガン妃が着たピンクのドレスが、米・カリフォルニアを拠点とするデザイナー、ハイディ・メディック氏のドレスだったのですが、その名が『ウィンザー』。英国王室の名称である『ウィンザー家』などを想起させるとあって、物議を醸しています。ネット上では、「ウィンザー家を消し去ろうとしていたのに、“ウィンザー”と言う名のドレスを着ている!」「メーガン妃はウィンザーの名前とつながりを持つことに必死だ」という批判がある一方で、「正直言って、メーガン妃がドレスを着たというだけで、深読みしすぎだと思う」という声もあります。

ヘンリー王子のナイジェリア訪問に疑問の声

 また、英『デイリー・メール』は、ヘンリー王子のナイジェリア訪問について「英国滞在時の安全面を巡り裁判を起こしたヘンリー王子は、なぜロンドンより危険な地域を訪れる必要があったのか、理解できない」と報じました。

Q.危険地域に行くことも重要かもしれませんが、ナイジェリア政府としては相当な負担ですよね?

(デーブさん)

「そうですね。また、これは国が招待しているわけではなく、防衛大臣がやっていますので、警察と共に軍が守っていることになります。車列が16台あって何の心配もなく、危険な所には行かないわけですから、ある意味では安全だったと思います」

ナイジェリア訪問は“公務ごっこ”の“自己満足”⁉

 さらに、英『デイリー・メール』は、メーガン妃の振る舞いを巡っても「まさにファーストレディーのようだった」と皮肉たっぷりに報じています。ファッションも日を追うごとに派手になっていきましたが、現地でメーガン妃を撮影していたカメラマンによると、「ナイジェリアの警備担当者から、『写真を撮るのをやめろ。そのまま続ければ、我々はあなたのカメラを押収し、あなたを調査せざるを得なくなる!』と言われた」ということです。デーブさんは、「今回のナイジェリア訪問は、まさに“公務ごっこ”!ヘンリー王子夫妻にとって、自己満足に過ぎなかった」と話しています。

Q.メーガン妃は、写真を撮ってほしいはずですよね?

(デーブさん)

「撮ってほしいんですけど、止められたカメラマンはイギリスの新聞のカメラマンで、同行している人ではないんです。御用達のカメラマンや、恐らくネットフリックスの密着はついています。あと、ナイジェリアの女性たちは肌の露出をしないのですが、メーガン妃の露出が多すぎて、かなり指摘されました」

チャールズ国王との面会熱望も、「被害者ぶりたいから、“会ってくれない”という演出のほうが良い」⁉王室からの冷遇に、ヘンリー王子は何を思うのか―

 5月8日に開催された、ヘンリー王子自身が設立した財団の記念イベントには、王室主要メンバーの姿は一切ありませんでした。というのも、同じ日に近くで王室主催のガーデンパーティーが開かれていて、現役王室メンバーら約5000人が参列していたからです。英国王室の対応について、王室関係者は「王室の非難を恐れた王室関係者やセレブが、ヘンリー王子との関わりに“慎重になるのは当然のこと”だ」としています。

 また、チャールズ国王がヘンリー王子を“冷遇”しているとの見方も。奇しくもヘンリー王子がイギリスに到着した5月7日、本来ならヘンリー王子が引き継ぐはずだった陸軍航空隊大佐にウィリアム皇太子を任命すると発表したのです。王室専門家は、「英陸軍に10年間所属したヘンリー王子に対する“顔面平手打ち”行為だ」と指摘しました。

Q.ヘンリー王子はアメリカにいるので、陸軍航空隊大佐になったとしても何も指示できないですよね?

(デーブさん)

「リモートでやるわけにもいかないですからね。自業自得でもあります。でも、こういう“惜しいこと”がたくさん起きているわけですから、ヘンリー王子の中で多少の悔やみがあると思います」

 さらに、ヘンリー王子は父との面会を熱望していましたが、多忙を理由に面会は実現しませんでした。しかし、チャールズ国王は5月10日、国王が設立したチャリティー財団について話し合うため、デビッド・ベッカム氏と個人的に会談していました。王室専門家は、「英国王室はヘンリー王子に無関心であることを示した」と指摘しています。

Q.忙しいとはいえ、本来ならプライベートで会えるはずですよね?

(デーブさん)

「会おうと思えば、朝ごはんの時など15分ぐらいなら会えるんです。ただ、プロトコル的にいうと、家族であっても、28日前までに面談の要請を出さないといけないと。でも、ヘンリー王子は本当に父に会いたかったのか、そういう動きをしていたかすらわかりません。自分が被害者ぶりたいから、“会ってくれない”という演出のほうが良いわけですから」

ネットフリックスとの契約、約150億円!なのに『アーチウェル』は登録料の支払い滞納で、ほぼ活動停止状態…2人の広報を新たに雇い、見据える先は“世界”⁉

新番組の撮影場所は、“大麻農場”⁉

 英『デイリー・メール』によると、ヘンリー王子夫妻は『ネットフリックス』との約150億円におよぶ契約の一環で、2つの新番組を制作すると発表しました。一つはヘンリー王子の得意なスポーツ『ポロ』についてレクチャーする番組、もう一つはメーガン妃の料理・ガーデニング・おもてなし・友情をテーマにした番組です。

Q.ネットフリックスは、約150億円もヘンリー王子夫妻に出すのですね?

(デーブさん)

「全部パッケージで、卒業するタレントに最後に1本だけ番組を持たせてあげるみたいな、そういうフォローみたいになっています。問題は、『ポロ』は富裕層がするスポーツで、実はスキャンダルなどいろいろあるのですが、そういうところを取り上げるわけがないです。そうしたら、“金持ちのレジャー”にしか見えなくて、限られた人しかやっていないので、番組を見る人がいるかどうかわかりません」

 一方、メーガン妃の番組にも問題が。米・カリフォルニア州にある撮影場所が、約5万7000㎡(東京ドーム1.2個分)の“大麻農場”だと報じられたのです。カリフォルニア州では大麻は合法ですが、大麻農場からの刺激臭に関する苦情が、近年だけで2340件も寄せられているということです。メーガン妃の番組関係者は、「撮影場所は、農場ではなく住宅。撮影場所の近くに大麻農場が存在しないことは確か」と否定しています。

Q.番組関係者は真っ向否定していますが、どうなのですか?

(デーブさん)

「いろんな所に、大麻農場はあります。合法化していますし、今更言っても…なのですが、それよりも、なぜ自分の家を使わないのか?自分の料理やおもてなしなら、自分の家のほうが、説得力があります。でも、2人の子どもを出したくないと言っていて、“いるのに見えない”といろんなことを言われそうなので、どうも便宜すぎるという気がします」

新たに2人の広報を雇用

 そんな二人が2021年の王室離脱後に設立したチャリティー財団『アーチウェル』が、2024年2月に財団のホームページ名を『サセックス公爵夫妻のオフィス』に変更しました。実は、財団として必要な登録料の支払いを滞納していたことが判明。これを受け、資金集めと支出の停止命令が出ていて、ほぼ活動停止状態となっているということです。

 一方で、新たに2人の広報担当者を雇ったことが明らかになりました。アメリカのメディアを担当する広報は、かつてハリウッド大手のエージェント会社に勤務。ヨーロッパとイギリスのメディアを担当する広報は、菓子ブランドの代理人などを経験していたということです。

Q.菓子ブランドの代理人だった方が、ヘンリー王子夫妻の広報ですか?

(デーブさん)

「実績のある、ちゃんとした人ではあります。これからは全世界に向けてグッズを売るなどいろいろするので、ヨーロッパにスタンスがないと伸びしろがない、ということです。それに、自分の子どももイギリスとのハーフだし、ずっとイギリスに行かないわけにはいかないので、地ならし的に、嫌でもいつか戻れるようなステップだと思います」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年5月14日放送)