2024/5/5 09:44

ヤバい新入社員「BeReal来たので撮っていい?」「私の仕事じゃない」

BeRealAmazon

勤務時間中に新入社員から突然「BeReal.(ビーリアル)の通知が来たので撮ってもいいですか?」と聞かれ言葉を失ったという、X(旧Twitter)上に投稿された体験談が話題を呼んでいる。

社会人経験の浅い新入社員の非常識な言動に驚いた経験がある人は少なくないだろうが、“今どきの新入社員”にはどのような傾向・特徴があるのだろうか。複数の体験談をもとに考察してみたい。

 毎年、数名程度の新卒採用を行っている企業の部長はいう。

「ウチは有名大企業のグループ会社ということもあり、それなりに応募倍率も高いため、驚くほど非常識な新人というのはあまり入ってこないが、数年に一人くらいはヤバい子がいる。数年前にアメリカの大学を出て入って来た子は、もともとは別の職種の仕事に就きたかったが、希望の会社に入れずウチに入ったというパターン。上司や周囲の言うことを聞かず、まなじ専門知識だけは持っているのでしょっちゅう反論してくるし、“私のやる仕事じゃない”という態度を見せてくる。社内でだけならまだしも、客先に遅刻して来て名刺も忘れてきても謝らず、注意してもピンと来てない様子で社会人マナーもダメ。結局、1年ちょっとで辞めてくれてホッとした。

 このように反抗的で尖ったタイプの新人が、仕事にもまれて角が取れて丸くなり、数年たつとすごく優秀な人材になるというケースは割とあるし、過去の経験からそれなりに反抗的な新人の扱いには慣れているので大丈夫なのだが、単に非常識だけという子は会社にとっても抱えておくのは損なので、できるだけ辞めてもらう方向に持っていく。面接ではみんな猫をかぶっており、猫をかぶることすらできない子は採用されない。実際に入社して働かせてみないと分からない面がある」

 採用難を受けて会社が若手社員に対し過保護になり過ぎている弊害が出ているとの声もある。

「ウチの会社は少し前から1~3年目くらいの社員一人につくメンターを1人から2人に増やした。新人の教育係を任される際に人事部からは『今の新人は何もできないと考えてください。なので“こんなこともできないの?”などとは絶対に言わないでください』と禁句ワードを伝えられる。新人は会社から“お客さん扱い”されるのに慣れてしまい、自分で考えて動いて利益を上げなければならないという意識が希薄だと感じることがある。どれほど過保護にしても絶対に3年以内に辞める子というのは出てくるので、過保護になりすぎるのも問題では。

 また、新人に限らず課長職より下の社員には20時以降は残業させてはダメとなっており、結果的にそのしわ寄せが管理職にきて私の残業が増える羽目になっている。長時間残業が常態化するのはよくないが、処理能力を超えるほどの量の仕事をこなす経験を何度もしないと成長できないと思うので、逆に心配になってくる」(広告会社・40代管理職)

「優秀な若手とそうじゃない若手の格差が大きくなっている。大学在籍時から積極的にインターンに参加しているような子のなかには『キミは社会人何年目?』というくらい、しっかりとした子がいる。また、将来設計を立てて自発的にビジネス能力検定試験を受けたり、スクールに通って勉強する子もいるが、そういう若手は男性より女性が多い」(IT企業・40代社員)

以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。

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編集者:いまトピ編集部