2024/5/10 19:00

ワークマン、「ついに断念」

ワークマン

作業服やアウトドアウェアなど、コスパの高い商品ラインナップが人気のワークマン。
そのワークマンが5月7日、定番商品を含むプライベートブランド(PB)の一部商品を値上げすると発表した。

ワークマンによると、円安の長期化に伴い仕入れ価格が高騰していることから、一部商品の値上げを決断したという。

2022年に「価格据え置き宣言」を謳いこれまで継続してきたが、ついに断念となった。

今回の値上げは、円安の他に業績に急ブレーキが掛かったことも影響しているとみられる。
これまでワークマンの成長を牽引してきた「#ワークマン女子」の既存店売上高が前期比11.1%減と大幅に落ち込み、本業の儲けを示す営業利益は2期連続の減益だ。

経済ジャーナリストは語る。

「ワークマンはコロナ禍のアウトドアブームを追い風に急成長してきてましたが、コロナの5類移行によって状況が一変しました」

「国内アウトドアブランドの『スノーピーク』はブームの終焉により純利益が99.9%減少して上場廃止を決めましたが、ワークマンもここにきての値上げは経営に大きな打撃を与えかねません。今後注力していくという子供服や定番の肌着などがうまくいかなかった場合は、しばらく冬の時代がやって来る可能性もあります」

ワークマンにとって大きな正念場の年となりそうだ。

以上、アサ芸ビズからお届けしました。

アウトドアブーム終焉がワークマンを直撃「価格据え置き」撤廃でよぎるスノーピーク“99.9%減益”の悪夢  |  Asagei Biz-アサ芸ビズアウトドアブーム終焉がワークマンを直撃「価格据え置き」撤廃でよぎるスノーピーク“99.9%減益”の悪夢 | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部