セブン、異次元の増量か

セブン-イレブンで5月8日から15日まで、一部人気商品について「お値段そのまま増量フェア」を開催しているが、そのキャンペーンが大きな話題になっている。
これまで、ライバルのローソンやファミリーマートも同様のキャンペーンを行っているが、他社とは次元の異なるキャンペーン内容だ。
その内容は、「鮭と和風ツナマヨネーズ」の2個セットおむすびに昆布おむすびを追加したり、「ミックスサンド」や「ツナ&たまごサンド」にたまごサンドを1組追加する、といった具合に、ボリュームを大幅にアップさせており、インパクトは大きい。
「とろ生食感リーズケーキ」や「北海道十勝産小豆使用よもぎ香る草もち」に至っては、それぞれ1個入りを値段そのままで2個入りに変更…100%増量である。
これまで、競合のローソンやファミリーマートでは何度か増量キャンペーンを行ってきたが、セブンは同様のキャンペーンとは無縁に見えていた。
むしろ、「いつの間にか内容量が減っている」「弁当が上げ底になっている」など、“ステルス値上げ”のネガティブな話題が上がることが多かった。
そんななかで、ライバルたちよりもインパクトのある増量キャンペーンを行い、話題をさらっているのである。
ローソンなどではキャンペーン対象商品がすぐに売り切れて、入手できないという声が多かったなか、物量が多くどの店舗でも売り切れが少ないと評価する声が多いようだ。
業界最大手のセブンが、ローソンやファミマの“後追い”ともいえる増量キャンペーンを行ったわけだが、やはり同じことをやるのではなく、規模もインパクトもライバルを上回るレベルだったといえる。
ローソンやファミマはキャンペーンを行った際に、大きく売り上げを伸ばした。
今回のキャンペーンで、セブンが両社を再び突き放すのか、結果にも注目したい。
以上、Business Journalからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部