道案内して「お金ください」と言う人はいない…全取材ノーギャラの理由にハッとした
テレビ取材は年間300本以上といわれ、“日本一、テレビに出るスーパー”として有名な食品スーパーのアキダイ。
5月20日配信の「東洋経済ONLINE」では、アキダイの秋葉弘道社長へのインタビューを掲載。
2023年、アキダイは神奈川県を中心に展開する大手スーパー・ロピアを運営するOICグループからのM&Aを受け、傘下に入った。
秋葉氏は自分が元気なうちから従業員が安心して今後も働ける道筋をつくっておこうと考え、OICグループからM&Aを持ちかけられたときは、「既存店舗を残す」「従業員を異動させない」などの条件を全て受け入れてもらえたことから、15分で話がまとまったという。
「従業員だけでなく、秋葉氏はテレビ関係者も気遣っています」
そう語るのはテレビ誌ライターだ。
「“取材依頼が来たら断らない”という秋葉氏は、その理由について『(取材先探しで)困っている人がいたら、精一杯何かしてあげたい。お願いされたらイヤと言えないタイプで、たまたまそれがテレビ局だった』と語っていました。年間300回以上も取材依頼があるのも、秋葉氏の“絶対断らない”というサービス精神があるからでしょう。ちなみに、取材は全てノーギャラ」
「23年3月放送の『週刊さんまとマツコ』(TBS系)に出演した秋葉氏は、ノーギャラの理由について、『(店で)“これ甘いですか”などと聞かれるのと同じ感覚で、その辺で道を聞かれて道案内して、“お金ください”っていう人がいないのと一緒で、それでお金を取ろうという感覚はないですね』と話していました」
アキダイの株式は全てOICグループに譲渡したが、秋葉氏はアキダイの代表取締役社長で経営権も持っているとのこと。
今後も取材依頼はどんどん増えていきそうだ。
以上、アサ芸ビズからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部