ほっともっと「人員不足のため営業時間を延長します」

持ち帰り弁当最大手の「Hotto Motto(ほっともっと)」の謎の対応が話題になっている。
その対応とは、「人員不足のため営業時間を変更します」というもの。
ネット上では理由をめぐってさまざまな考察が行われている。
しかしどれも確定的な答えに至っていない。
ほっともっとに限らず、弁当業界は全体的に厳しい。
人件費や材料費、光熱費などの高騰もあって利益率が圧迫されているうえに、コロナ以降のイベント需要が回復しきっていない。
さらに追い打ちをかけるように、人員不足が暗い影を落としているのだ。
5月23日、ほっともっとの店舗に掲出された「営業時間変更のお知らせ」。
人員不足はさまざまな業界で課題となっており、それに伴う営業時間の短縮は珍しいことではない。
だが、その営業時間を見ると、「変更前:9:00~20:00 変更後:9:00~21:00」となっている。
ネット上では、
「変更前と変更後の時間表記を間違えたのではないか」
「人手不足で待ち時間が長くなるから営業時間延長で対応するという意味ではないか」
と、様々な推測が。
また、「お客様にはご不便をおかけしますが、何卒ご理解の程、宜しくお願い致します」との文末の表現に対しても、「ご不便どころかかえって便利になる不思議」と好意的に受け止める人も多い。
そこで今回運営元に直接話を聞いた。
「店舗の告知に誤りがありましたので修正しております。お客様をはじめ、関係者の皆さまにはご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。一時的な人員不足で営業時間短縮をしておりましたが、段階的に営業時間を延長しております」
ほっともっとの営業時間は、多くの店舗で9時〜22時。
つまり、人員不足により営業時間を20時までに短縮していた店舗で、21時まで営業時間を延長するという趣旨だったのだ。
一人暮らしや、仕事などの都合で食事をつくる時間が取れないときなど、手軽に温かい食事を購入できる弁当店はありがたい存在。
食や宅配の食事とも趣の異なる持ち帰り弁当の業界にはがんばってほしい限りである。
以上、Business Journalからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部