日本で最も「マナーが悪い都市」ついに決定
2024年3月に、世界180カ国で50カ国語を教える言語学習プラットフォームPreply(プレプリー)社が、日本国内で最もマナーが良い都市・悪い都市のランキングを発表しました。全国の16歳から55歳の男女2,008人を対象に「マナー違反」について実施したアンケートを元に、最もマナーの良い・悪い都市のトップ10を発表しました。
マナーが悪い都市ランキングワースト10では、大阪が圧倒的な票数でワースト1位という結果になりました。この結果に対して、「大阪は日本国内でも特に個性的な文化を持つ地域であり、その豊かな文化や歴史、人々の開放性などが、外から見ると「マナーが悪い」と捉えられることもあるかもしれません。」と考察されています。
2位は1位と大きく票数を離し、東京がランクインしています。東京も大阪も大都市であり、さまざまな人が集まる場所であることから、マナーが悪い人が目立つのではないでしょうか。3位は比較的大きな都市である4位の横浜を抜いて、青森という結果になっています。人が多く集まる場所という点で、京都が9位なのは意外と言えるかもしれません。
マナー違反とする行動には、「公共の場で騒ぐ」「ドアを支えて持たない」などがあり、なかでも最もマナーが悪いとされた行動には、「店員やバスの運転手にお礼をしない」というものでした。
マナー違反が多いとされる都市には、やはり東京、大阪がランクインしています。人口が集中していることも理由として考えられますが、特に大阪は観光客から「親しみやすい」と言われるように、人との距離感が近いことが理由となっているのかもしれません。人との距離については、近いことでわずらわしいと感じる人もいるのでしょう。
マナーが良い都市は、千葉、札幌、熊本が同率で1位という結果に。Preplyの記事によると、熊本はJAF(日本自動車連盟)が実施した2023年の全国調査調査「信号機のない横断歩道で歩行者横断時の自動車の一時停止率」において、熊本県は全国平均45.1%を上回り、66.1%を記録しているとのことです。まさに、他者への思いやりのある常識的な行動と言えます。
マナー違反行動が少ない都市には、金沢、新潟、熊本、旭川、千葉が挙げられています。マナー違反行動が少ないということは、ストレスが少なく、人々が快適に暮らせていると言えるでしょう。なかでも金沢は、ほぼ全ての項目にマナー違反行動が少ない都市として回答されています。
Preplyの記事によると、東洋経済新報社による「住みよさランキング2023 中部編トップ100」では金沢市は5位にランクインしており、上位10位には同じく石川県の4つの市がランクインしているとのこと。つまり、石川県では快適に暮らしていると感じている人が多く、マナー違反行動が少ない都市であると考えられます。
以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部