2024/7/8 18:33

選挙特番「腑抜けた質問」の裏に「他局もやっているから」

びっくり

東京都知事選の投開票が行われた7日、得票数で2位となった石丸伸二氏はテレビ各局の番組に出演し、キャスターや出演者からの質問内容に疑問を呈するなど対決姿勢を見せた。

SNS上では、

「報道の質が低すぎる」
「全般的にコメンテーターは各立候補者の公約を熟知してないと感じた」
「質問は何が聞きたいのかわからない」
「本人の公約や政策を理解しないまま質問を投げるというひどい内容」

などと石丸氏の見解に賛同する声も広まっている。

◾️日本テレビの公式YouTubeチャンネル

社会学者・古市憲寿氏からの質問に、石丸氏は「同じ質問を繰り返してますよね」「もう一回、言えってことですか」と不快感をあらわにした。

◾️フジテレビ系『Mr.サンデー』

MCの宮根誠司氏から「残念な結果とはいえ、手応えを感じた選挙戦ではなかったかと思いますが、いかがでしょうか」という質問を受け、石丸氏は「残念でもなければ、手応えがあったという評価も特にしていません」「メディアがよく注目されているのは、候補個人が“ああだこうだ”という話でしかない。実に些末な視点だなと思います」と返答。

タレントの山崎怜奈の質問に対して「前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じました」と指摘、山崎が「教えていただけますか。すみません、不勉強で」と言葉を濁す場面も。

◾️テレビ朝日が制作に携わるネット番組『ABEMA Prime』

今回の都知事選を戦った感想として「立候補するだけではマスメディアが扱わないという、スタートの位置からして後ろに置かれるというのは、安芸高田市長選ではなかった」とメディアへの批判も口にした。

◾️TBSのYouTubeチャンネル「TBS NEWS DIG」

アナウンサーの質問に対して石丸氏が質問し返したり疑問を呈する場面もみられ、終始かみ合わない様子。


こうした石丸氏の受け答えをについて、SNS上では批判的な声もあがる一方、メディアに対して以下のような厳しい意見も多数あがっている。

<メディアの質問力の低さが露呈してる>

<コメンテーター 愚問過ぎる>

<インタビュー力には絶句>

<全般的にコメンテーターは各立候補者の公約を熟知してないと感じた。最低限、質問するなら各立候補者の公約や公約に対する裏側も調べて>

<本人の公約や政策を理解しないまま質問を投げるというひどい内容>

<総じて皆おしなべて聞くに耐えないものだった>

<メディアいらない。ひどいにも程がある>

<候補者を平等に報じてこなかったメディアが選挙が終わった後にわらわらと「どうですか〜?」て聞くのどんな報道姿勢>

<ほんとに愚問しかしないなこの人ら>

<わざわざ時間を割くのであれば、意味ある質問をするのが礼儀>

<アナウンサーの愚問が多くがっかりします>

テレビ局社員はいう。

「大きな選挙があると投開票当日に各局はこぞって選挙特番を放送するが、落選した人に質問する項目というのは『落選した理由』と『選挙戦を振り返ってどうだったか』という2つくらいで、意外に“聞くことがない”という現実がある。結局、腑抜けな質問ばかりになってしまう」

「視聴者が『無意味な質問しかしないのに、なぜわざわざ選挙特番を放送するのか』と疑問を持つのは当然だろうが、テレビ局としても『他局もやっているからウチもやる』『今までやってきたので、今さらやめられない』という理由で放送しているにすぎない」

「多大な労力とコストをかけてまで、やり続ける必要があるのかと聞かれれば、必要ないかもしれない。ただ、テレビ局はバラエティやドラマなどさまざまなジャンルを扱うものの、やはり政治や行政をチェックする報道機関という性格が強く、特に国政選挙があれば特番をやるべきという考え方も成り立つので、テレビ局としてもやめるわけにはいかないという事情もあるだろう」

以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。

石丸伸二氏の選挙特番での質問者批判に共感広がる「質問力が低すぎ」「愚問」 | ビジネスジャーナル石丸伸二氏の選挙特番での質問者批判に共感広がる「質問力が低すぎ」「愚問」 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部