超高層ビル、オワコン化「庶民の楽しめない商業施設」ガラガラ「時代遅れ」
昨年11月に開業した東京・港区の麻布台ヒルズ。
森ビルが計画着手から30年以上、総事業費6400億円をかけて開発を進め、満を持してオープンした大型商業施設だ。
しかし、人がまばらでガラガラの光景が目立つとして一部で話題となっている。
近隣のオフィスに勤務する40代男性はいう。
「低層建物のガーデンプラザ内に高級ブランド系のショップが並ぶエリアがあるが、確かにガラガラのときが多いようだ」
「一方、一番高いビルの森JPタワーの低層階(タワープラザ)のほうは、時間帯によってはそこそこ人がいる。上層階にあるオフィスフロアの人たちも使っていると思われる」
「そもそも麻布台ヒルズは観光や普段の買い物の目的で行くような場所ではないので、観光客が少ないのは当然。主な利用者はオフィスのワーカーか居住エリアの住人ということになるが、それならばなぜ高級ブランドなどが入っているのか」
食品店が集まる麻布台ヒルズマーケットや飲食店はとにかく高額な店ばかりで、とても庶民が楽しめる状態ではないようだ。
「いったい、『どういう人たち向けの商業施設』なのか疑問を感じるし、多くのリピート客をつかめるとも思えない」
不動産事業のコンサルティングを手掛けるオラガ総研代表取締役の牧野知弘氏はいう。
「オフィスフロアもまだ埋まらず空きがあるようでテナント集めに苦戦している様子ですが、超高層ビルを主体とする商業施設というものが、ここ数年で限界を迎えてオワコン化しつつあるという印象を受けます」
「麻布台ヒルズの将来は、今のままでは非常に厳しいといえるのではないでしょうか」
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編集者:いまトピ編集部