PAで休憩中の車「タイヤ」の異変が危険すぎる・・・「これ気がついてホント良かったよ」
Amazonサービスエリア(SA)、およびパーキングエリア(PA)はドライバーたちにとって憩いの場。
しかし以前X上では、PAでの休憩中に発見した愛車の異変が「本当に危ない」と話題になっていたのをご存知だろうか。
注目を集めていたのは、Xユーザーのフミさんが投稿した1件のポスト。
「パーキングで休憩してたらなんかタイヤ変形してるの気づいたんだけど、コレってヤバい…?」と綴られた投稿には、愛車のタイヤが写った写真が添えられている。
なんとこちらのタイヤ、ゴム部分が不自然に隆起していたではないか。車に詳しくない人が見ても「何か異変が起きている」と、一発で気づくレベルである。
こちらの光景は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿からわずか数日で3,000件以上ものリポストを記録するほど。
Xユーザーからは「タイヤってこんな状態になるのか…」「こんな変形初めて見た」などの驚きの声のほか、「すぐにタイヤ交換した方が良いです!」「超危険な状態や…」といった忠告が多数寄せられている。
ポスト投稿主・フミさんに発見時の様子を尋ねたところ、「眠気を感じてパーキングで休憩した際、ふとタイヤを目視で確認したら膨らみを見つけました」「運転中に違和感はなく、恐らく高速に乗る前に立ち寄ったガソリンスタンドから出る際に、縁石を飛び越えたのが原因でこの状態になったのかと思います」との回答が得られた。
そこで今回はこちらの現象の詳細について、一般社団法人「日本自動車タイヤ協会」(JATMA)に詳しい話を聞いてみることに。
すると、思わずゾッとする正体が明らかになったのだ…。
フミさんのポスト写真を見たJATMA担当者は「(写真だけでは)断定はできませんが…」と前置きしつつ、「タイヤがコード切れを起こしたものと思われます」「これはタイヤを構成している『コード』という部位が切断・損傷し、その部位が圧力に耐えきれず、膨らんでしまう現象です」と説明する。
ドライバーの中では「ピンチカット」と呼ばれることも多い現象だが、JATMAでは「コード切れ」と呼んでいるようだ。
こちらの症状の危険性について、担当者は「バースト(破裂)に繋がる可能性があります。スペアタイヤがあればすぐに交換し、車を走らせる必要があるならば、ゆっくり走って交換してもらってください」と呼びかけている。
ではコード切れを防ぐためには、縁石だけに注意すれば良いのだろうか。こちらの疑問をめぐり、JATMAはタイヤの「空気圧点検」が重要であると指摘する。
じつは、タイヤのゴムとコード(またはコード層間)が剥離する損傷のトレッドセパレーション、タイヤの偏摩耗、そして今回のコード切れはいずれも、不適切な空気圧・負荷が原因となって起こる損傷なのだ。
そのため、月に一度のタイヤ空気圧点検は非常に重要となる。JATMAの担当者は「やや高めに調節し、車両の適正(タイヤ)空気圧を下回らないようにするのがベストです」と、補足していた。
ちなみに、今回のタイヤの状態を確認したフミさんは、すぐ業者の元でタイヤを交換してもらっている。業者からは「後輪だけでなく、前輪にもピンチカット(コード切れ)がある」と指摘を受けており、そこで初めて気付いた異変もあったそうだ。。
人間界に「おしゃれは足元から」という通説があるように、愛車の足元(タイヤ)も小まめに点検しておこう。
以上、sirabeeから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部