サイゼリヤ「〇〇専用席」が増加→衝撃的な見た目なのに「天国席」
とある専用席が、イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」の店舗で増えつつある。
見た目が衝撃的だとして話題を呼んでいるのは、“お一人様専用席”。
この“一人ぼっち席”、形態としては、壁に向かって小さな一人用サイズの机と椅子が置かれ、両サイドには隣席との仕切りとなる壁があり、背中側は仕切りがない半個室状。
テーブルの上には、店員呼出ボタンやモバイルオーダー用のQRコード、スプーンやフォークなどカラトリーの収納ケースなどが置かれていろ、店舗によっては電源ケーブルの挿し口もある。
「初めて案内されたときは少し違和感があったが、実際に使ってみると人目を気にする必要がないので意外に心地よかった」
「ノートPCを広げて仕事をしていたが、他にも同様の人がいたので浮く感じはなく、さすがに2時間も3時間もいれば注意されるだろうが、1時間くらいであれば特に店員さんからお咎めを受ける気配もなさそうだった」
「200円のデカンターのワインとピザ、サラダ、そしてハンバーグや人気のラム肉の串焼きである『アロスティチーニ』といった肉料理を頼んでも2000円に届かない。破格のコスパで1時間ほどゆっくり一人飲みして、お腹もいっぱいになれる」
「一人で2人席や4人席を占領しているわけではないので、店側にも気兼ねしなくて済む。Wi-Fiのある店舗だとスマホやタブレットで動画を見ながら、ゆっくり飲めるので、1人席での飲みはまさに天国」
一人専用席が増えている背景について、外食チェーン関係者は語る。
「少し前の“お一人様ブーム”を経て牛丼チェーンでも女性の一人客が珍しくなくなった今、飲食店側としては『一人で店を使用したい』というニーズを無視できなくなった。そこで、一人客に2人席や4人席を利用されて売上的なロスが生じてしまうくらいなら、いっそのこと初めから1人用の席を複数設置しておいたほうが合理的という判断になる」
「実際にサイゼリヤでは満席で入店のウェイティングが生じているなかで、一人客が2人席や4人席で長時間、一人飲みをするという光景が見られたので、その解決策という意味合いもあるのでは」
ここ数年、「鳥貴族」や「スシロー」など、一人席を設ける外食チェーン店は増えており、今後もその数は増えていくだろう。
以上、詳細はBusiness Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部