高速道路、実は「故意の逆走」が多い…「だからバックしたくなる」
高速道路で車が逆走する事案が相次いでいる。
0月6日放送に放送された「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)では、この逆走問題を取り上げ、赤い車両が伊勢湾岸自動車道の出口から進入し、そのまま逆走するシーンを紹介。
出口と入口を間違えやすいインターチェンジについて解説した。
逆走事案の大半は過失による誤進入が原因と見られている。
「入口を、ここで降りたかったのに違う方向へ行ってしまった。10メートル、15メートル行ったら止めて、ゆっくりバックする。ああいうのはオーケーなんですかね?」
元宮崎県知事の東国原英夫氏が、専門家である交通事故鑑定人・中島博史氏に素朴な疑問を投げかけると、
「ダメなんです」
と中島氏。
「バックでも進んでいる方向ですから逆走になります」
「わかっていてやる逆走というのが結構な件数いまして」
出口を通り過ぎてしまった時は、救済策があるようで、「特別転回」という制度を使えば、次のインターチェンジで降り損ねた旨を告げると戻る道に誘導してもらい、通り過ぎた分の料金は免除になるという。
中島氏が「かなり前から制度としてはあるんですけど…」と説明すると、スタジオでは「知らなかった!」という声が。
作家の阿川佐和子氏も「早く教えてくれ」と反応。
「知らないですよね。だからバックしたくなるんですよね。『あ~、ここ違う!』」
と述べると、SNS上では、
《バックはダメです》
《バック推奨はダメです!》
と驚きの声が寄せられた。
メディア誌ライターは語る。
「国土交通省と高速道路会社がまとめた資料によれば、2023年に起きた逆走事案は224件。原因については『過失』が最も多く、全体の41%を占めていました」
「一方、『故意の逆走』が全体の20%以上を占めており、出口を通り過ぎてしまったためバックで戻ろうとしたケースも多いと言われています」
高速道路上での横断、転回、後退は禁止だ。
ぜひとも『特別転回』を頭に入れておきたい。
以上、アサ芸ビズからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部