2024/10/12 18:33

もはや“TSUTAYA”ではない「店内に入って言葉を失いました」往年のファン絶句…商品がない→若者の反応は

ショック

圧倒的な品揃え・在庫数を誇っていた「SHIBUYA TSUTAYA」。全店改装して今年4月にリニューアルオープンしたが、改装前を知る人のなかには、大きく様変わりした光景に驚きとショックを受ける人も少なくないようだ。

SHIBUYA TSUTAYAがオープンしたのは1999年。改装前の在庫数は、全国のTSUTAYAのなかで最大であり、音楽タイトルは約35万枚、映像タイトルは約20万本にもおよんだ。

だが、動画配信サービスや音楽のサブスクリプションサービスの普及に伴い、10年代後半に入ってからは集客力の衰えが顕著になり、そこにコロナ禍が重なり、大きな方針転換の必要に迫られることに。
改装後に店舗を訪れたSHIBUYA TSUTAYA ファンを自任する40代男性はいう。

「店内に入って言葉を失いました。リニューアルというより、もはや全く別の店になってしまい、私の知る“ツタヤ”ではありません。」

常設の物販エリアは主に地下2階・地上6~7階などに限られ、1階はさまざまなイベントが行われるフロアとなった。地下1階もイベントを展開するフロアで、2階には「スターバックス コーヒー」、3階~4階は時間制カフェ・ラウンジ、5階はポケモンカードゲームを体験できる「POKEMON CARD LOUNGE」、7階はIPコンテンツとのコラボレーションを行いファン同士のつながりの場を提供するコラボレーションカフェとなっている。


しかし、経営コンサルタントで未来調達研究所取締役の坂口孝則氏はいう。
「今の若者はコンテンツに序列をつけず、無秩序のままに楽しむ傾向があります」「彼らにとっては、文庫・新書・単行本といった種類別、出版社別に本が並ぶ従来型の書店というのはナンセンスであり、フィギュアの横に漫画が並ぶなど、さまざまなモノが混在して価値並列的に売られているSHIBUYA TSUTAYAの空間づくりは魅力的といえるでしょう」

時代の変化に合わせた店舗の変貌は必然であるとビジネスジャーナルはまとめている。

渋谷ツタヤ改装、往年のファン絶句…商品がない→集客自体で稼ぐビジネスに | ビジネスジャーナル渋谷ツタヤ改装、往年のファン絶句…商品がない→集客自体で稼ぐビジネスに | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部