ディズニーで「目の前の子連れ客」が…SNS真っ二つ「絶対やっちゃ駄目なやつ」「これくらい許してあげなよ」
「夢の国」、東京ディズニーランド(以下、TDL)。
現在X上では、そんな夢の国で目撃された子連れの来園者のマナーに対し、疑問の声が多数寄せられているのをご存知だろうか。
「あの小さい子が一生の思い出になるリーチフォアザスターズが見れたならいいけど、親はもう少し後ろの人のこと考えてほしかった」
ことの発端は、Xユーザー・いいさんの投稿した1件のポスト。
投稿には、TDLを象徴する「シンデレラ城」をバックに撮影した動画が添えられている。
多数の花火が打ち上がり、幻想的な雰囲気をも感じさせるシチュエーション。
しかし、なぜか前方には「ミッキーマウス」の小さなシルエットが、こちらに背を向けているではないか。
そう、動画には前方の子連れ客が「肩ぐるま」している様子が、しっかり収まっていたのだ。
「肩車はちょっときついなー」と締められた同ポストは、投稿から数日足らずでど大きな話題となっている。
他ユーザーからは、
「流石に迷惑すぎる」
「後ろに子供がいたら、その子は見られないですよね…」
「これだから『子持ち様』って言われるんだよ」
「これ、ディズニーでは絶対やっちゃ駄目なやつ」
「真後ろの人、何も見えなかったのでは」
と、親の行動に対する疑問の声が続出。
特に、ディズニーファンからこうした意見が多い印象を受けた。
その一方で、
「これに文句を言うのは大人気ない」
「子供が見たいんだから、これくらい許してあげなよ…」
「子供に夢を与える場所だろ」
といった擁護派の意見も。
派閥が真っ二つに分かれている。
ちなみに、いいさんは肩ぐるまをする親の気持ちを「全否定」しているワケではない。
「子供の思い出に残るように、高い場所から綺麗なショーを見てほしいという親の気持ちも分かります。なので、投稿にも『あの子の一生の思い出になるならいいけど』と書きました」
「しかし親は周りに配慮して、『自分が肩車をしたら後ろの人が見えづらくなってしまうのではないか?』という点まで考えてほしかったです」
とのコメントが得られた。
いいさんは今回のショーをパートナーと一緒に見ていたのだが、いいさんより背が低いパートナーはかなり見えづらそうにしていたそうだ。
果たしてTDL公式では今回のようなケースをどう認識しているのか。
公式サイトでは、今回の「Reach for the Stars」のようなショーの鑑賞に当たって「エンターテイメントをご覧いただくにあたってのお願い」というページを設けている。
「すべての方に快適にお楽しみいただくため、鑑賞場所の譲り合いなど、周りの方へのご配慮をお願いいたします」
という1文が基本的な考えとなっており、「肩ぐるま」に関する記載は確認できなかった。
だが、
「周りの方もよく見えるよう、撮影する際は、ビデオやカメラが頭の高さを超えないよう、ご配慮ください。また、ショーによっては、大きな飾りのついた帽子やカチューシャを外していただくようお願いする場合があります」
と呼びかけている。
この内容を考慮するのであれば「子供の肩ぐるま」も、限りなく黒に近いグレーに感じられるが、肩ぐるまを禁止(注意)するか否かは、現場のキャストの裁量次第…というのが現状なのだろう。
ユーザーの中には「後方の人物の迷惑になるから」という理由でなく、「不安定な人混みの中では危ないから」という理由から、肩ぐるまを疑問視する人物も少なくないようだ。
パークが最も大切にしているという5つの行動基準のひとつに「Safety(安全)」を掲げている。
今後、肩ぐるま問題にディズニー公式から声明があるとすれば、こちらの「安全面」に関する配慮から…という線も、大いにあり得るだろう。
以上、Sirabeeからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部