コメダ「無料でくれた」コメダ人気の秘密
しばしばSNS上で「逆写真詐欺」だとして話題になるほど、メニュー表の商品写真から想像されるより多い量で知られているカフェチェーン「コメダ珈琲店」。
なかでも“デカさ”が際立つ人気メニューなのがカツパン類だ。
でももし食べきれなかったら…。
そのカツパンをめぐって、あるX上の投稿が一部で話題を呼んでいる。
「途中でお腹がいっぱいになってしまい、一切れだけ余ったのですが、コメダは料理を残すと持ち帰り用容器をくれるという話をネットで見たことがあったので、店員さんを呼んで聞いてみたところ、慣れた様子で笑顔で『承知しました。少々お待ちください』と言ってくれました。注文時に提供される完成形のものが入る大きな容器をくれると思っていたら、なんとちょうど一切れ分が入る大きさの容器で驚きました」
食べ切れずに一切れだけ残してしまい、店員に持ち帰りたいと告げたところ、ちょうど一切れ分が納まるサイズの持ち帰り用容器を無料でくれたというのだ。
食べ残しの持ち帰りについて、東京未来倶楽部(株)代表の江間正和氏はいう。
「『持ち帰っても大丈夫か』『衛生上安全か』が重要な判断基準となります」
「料理が冷めてから容器の蓋を閉めるなど、きちんと対策をとってテイクアウトを提供しているのとは異なり、食べ残しはお客が口をつけていたり、室温でテーブルの上に長時間放置されている場合もあります。『お客の自己責任』とはいえ、食中毒などが起きてしまえばお店の責任を問われるリスクもあります」
「労力・コスト増、スペース確保などの点も判断材料となります。持ち帰りを認めるとなると、持ち帰り用の容器を準備しておく必要や、それを保管するスペースの確保の必要が出てきます」
「対応に要する労力やコストは一つひとつは大きくはなくても、塵(ちり)も積もれば山となりますし、衛生上のリスクもあるため、できれば避けたいというのが本音だと思います」
そんな中、こうした顧客志向の取り組みがコメダ人気の秘密の一つだと言えるだろう。
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編集者:いまトピ編集部