ラーメン山岡家「日曜朝7時で15分待ち」尋常ではない人気の裏には…「特別何かがあったわけではない」
Amazonラーメン山岡家の人気が尋常ではないと話題になっている。
「山岡家、狂ってる。この時間にウェイティングシートに記入し15分待ち…」
このポストがされたのは、なんと日曜日の朝7時。
飲食店チェーンで24時間営業を続けているのは数少ないが、朝7時台に満席になるラーメン店は、なかなか見つからないだろう。
ラーメン山岡家といえば、「ガツンと来て、くせになる。」を謳い文句に掲げる、豚骨スープをベースにした濃厚なラーメンが売りだ。
山岡家は、なぜそんなに人気があるのか。
毎年、売上高は微増が続いていたが、2023年後半あたりから、来店客数が急増している。何があったのだろうか。
店舗運営コンサルタントは語る。
「特別、何かがあったわけではなく、山岡家ファンの間でも理由がわからないとの声が出ています」
「ただ、コロナ禍で多くの飲食店が廃業したり、営業時間を短縮するなかで、山岡家は(一部店舗を除いて)24時間営業を貫いていることや、ロードサイドに出店していることから、長距離ドライバーを中心に重宝される傾向があります。すべての店舗で駐車場を備えているほか、店舗によっては大型トラックも停められるスペースや、シャワー室が完備されているなど、運送業者に喜ばれるサービスが人気の要因のひとつです」
「オーソドックスな醤油ラーメンや味噌ラーメン、塩ラーメンが690円(税込)と手ごろな値段設定なのも、リピートしやすい要因かと思います」
「商品の値上げを繰り返していますが、それでも1回の値上げ幅は10~30円と小さく、最低限にとどめていることが伝わってきます。値上げのたびに、原材料の高騰や輸送コストの上昇など、理由も説明してお客の理解を求めているため、反発も出にくいのかもしれません」
「チェーン店にありがちな、濃縮スープをそれぞれの店舗で薄めて提供するスタイルではなく、店内で3日間豚骨を煮込むこだわり、チャーシューもそれぞれの店舗で仕込んでいたり、ネギも自社農場で栽培するなど、随所にラーメンづくりへの信念が感じられます。この品質の高さが、お客に受け入れられている要因ではないかと考えられます」
利便性の高さ、値段の安さ、メニューの豊富さ、品質の高さ、リピートしたくなる施策など、随所にお客が訪れたくなる工夫が凝らされており、人気が出るのは当然といえるのかもしれない。
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編集者:いまトピ編集部