ロピア「イオンと真逆」「ドンキと似てる」スタイルで快進撃「チェーン店の常識を超えている」
圧倒的な低価格を強みとするスーパーマーケット「ロピア」の快進撃が止まらない。
年間約10店舗のペースで新規出店を続け、2025年度までに北海道・東北から撤退すると発表したイトーヨーカ堂から同エリアの一部店舗を引き継ぐなど、北日本への進出も加速している。
スーパーとしては「西友」や「オーケー」などと同様にEDLP(Everyday Low Price)型の「毎日安売り」がウリの形態だ。
流通アナリストの中井彰人氏は語る。
「一つの店舗内の各売り場を独立した部門として扱い、屋号をつけて責任者を置き、各責任者の裁量のもとで仕入れや売り場づくりを行わせ、部門間で競わせるという点が特徴的です」
「ディスカウントストア『ドン・キホーテ』と似たスタイルですが、本部で決めたフォーマットを各店舗が画一的に導入することで規模を拡大させていくというチェーンストアの常識とはかけ離れているといえます」
「既存大手に対抗するために、ある程度のしっかりとしたマニュアルを持ちつつも、そこにプラスアルファで強い個性のある店舗づくりを行うために、個々の従業員のモチベーションを高める仕組みを導入しているのだと思われます」
「現時点ではこうしたロピアの取り組みは順調に成果を上げています」
ロピアはスーパー業界で大手の一角を占める存在にまで成長する可能性はあるのだろうか。
「今の勢いが続けば業界上位の1社になれると思います」
「あえて死角をあげるとすれば、企業の成長力の源となっている個々の従業員の高い競争意識を維持するためには、責任あるポストの数を増やし続ける必要があり、そのために新規出店をし続けなければならないという点です」
「当面は問題ないとは思われますが、今後、現在の出店ペースを維持できない環境になった場合、成長が止まる懸念があるかもしれません」
これからもロピアから目が離せない。
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編集者:いまトピ編集部