年末年始の休暇禁止…「29日連続勤務中」「実質休むなと言われる事態」
相模鉄道の乗務員が、尋常ではないほどの過剰な残業を強いられているとの情報がある。
欠員は20人を超え、在勤の乗務員たちの時間外労働によって、なんとか運行しているのが現状。
時間外労働が月に100時間を超える乗務員も多く、36協定に抵触するほど厳しい状況にある人も少なくないようだ。
1カ月間まったく休みが取れないという人もおり、間もなく訪れる年末年始に関しても、実質的に休むことを禁じるような通達すら出ているという。
YouTubeチャンネルの「しごとリーチ!」で11月13日に、相模鉄道(相鉄)の女性車掌の働く様子が紹介された。
そのなかで相鉄の女性車掌が、子どもを保育園に届けてから出勤し、9時から乗務を開始、17時に乗務終了して帰宅する一日の流れとともに、「(時間的に)融通が利く」「子育てしやすい職場」との言葉が紹介された。
すると、こんな勤務が許されているのは特別な事情がある人だけで、実際は慢性的な欠員によって、「残業100時間、会社に3泊4日が当たり前の会社」であると告発する声が出てきた。
そんな声を当サイト11月22日記事『相模鉄道、仕事紹介の動画が炎上「慢性的欠員、最悪の労働環境」との声も』において紹介すると、相鉄の乗務員から当サイトに、さらに詳しい労働実態の情報が寄せられた。
情報によると、時間外労働が100時間を超えている乗務員も15人ほど、150時間前後も複数人、もっともひどいケースだと200時間を超えるという。
相鉄社内で行われた「安全衛生会議」の議事録を過去数カ月分見てみると、
「本当に休めない」
「週休を潰して29日連続勤務の途中だ」
と悲痛な訴えをする乗務員の声も。
情報提供してくれた乗務員は語る。
「会社の業務用LINEにて『電車区20欠』と書かれていますが、実際はかしわ台乗務所予備勤務の出番者と非番者、星川分室予備勤務の出番者と非番者も休日出勤で回しているので、これでプラス4人欠員。さらに7時間労働で担当列車を振っていってはみ出した分の日勤3つも基本的に毎日休日出勤ですので、プラス3人欠員、合計27人欠員です」
「12月24日から1月5日まで年次有給休暇取得希望者は自分で代務者を探すよう指示を出すなど、実質休むなと言われる事態が発生しています」
これらの情報提供についてBusiness Journal編集部は、相鉄の広報部に事実関係の確認を求めているが、現在までに回答はない。
相鉄の業務LINEでは「残業100時間オーバーや細々と連続勤務をしてくれている方が多い」「36協定に抵触する人も出ている」とする記述もある。
異常ともいえるほどの欠員と勤務状況が続いている相鉄。
36協定に違反すると労働基準法違反となり、企業には「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が科される
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/company/post_385420.html
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社員たちが深刻な体調不良に陥る前に、早急に人員の確保と経営改善をしてほしいかぎりである。
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編集者:いまトピ編集部