2024/12/12 14:23
アジの干物は焼かずに「煮る」
Amazonアジの干物といえば、グリルやフライパンなどで「焼く」が定番。
しかし近年注目されているのが「煮る」という調理法だ。
鮮魚店のスタッフが語る。
「昔からある調理法で、正しくは『湯煮』と言います」
「大き目のフライパンでたっぷりのお湯、そこに酒か白ワインを少々入れて、弱火で5分ほど煮るだけ。ポイントは沸騰させないこと。そしてアクをていねいに取り除くこと。弱火でじっくり煮るのがポイントで、全体に火が通って、ふっくらとした仕上がりに」
「グリルで焼くと、調理後の洗い物が大変ですからね。『一度食べたらやめられない』と評判ですよ」
実際に食べて気づいたのは、身がふっくらとしている点。
ホクホクとしたアジの身の歯ごたえや旨味はそのままに、焼きムラがなく、しっぽから首まで全体にくまなく火が通っている。
グリルで焼くと、皮部分がこげついて、イヤな匂いがするものだ。
そして後片付けはフライパンを洗うだけ。
「ムラなくホクホク」「後片付けが楽」というのが、「湯煮」の2大メリットといったところだろうか。
「アジだけでなく、カレイやホッケなど、他の干物にも応用できるのが『湯煮』のすごいところ」
「ただ、質の悪い干物を使うと、調理中に身が崩れてボロボロになってしまうので、注意が必要です。全体的にさっぱりと仕上がるので、ポン酢やニンニク醤油など、味付けのバリエーションが広がるのも支持される理由かもしれません」
アジの干物は「煮る」が正解。
是非一度試してみては。
以上、Sirabeeからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部