2024/12/28 14:20

mixi2、「使いやすい」

スマホ

かつて一時代を築いた日本発のSNS「mixi」が生まれ変わった。
「mixi2」がグランドオープンするや否や、大きなブームになっている。

mixiを懐かしむ40代、50代をはじめ、以前のmixiを知らない20代、30代にとっても楽しめる仕様と評判で、他のSNSに比べて使いやすいとの声も。

一方で、あふれかえるSNSに食傷気味の人も多いようで、冷ややかな声も少なくない。

さらに、現在は使いやすくても、普及が進み利用者が増えれば、なんらかの形でマネタイズするのは必至で、その際に広告が入り始めれば今の使いやすさが失われ、離脱するユーザーが続出していくのではないか、との指摘がある。

新しいSNSが生まれると、

・とりあえず登録して使ってみる“アーリーアダプター層”
・世の中で広まるようだったら登録する“様子見層”
・SNSには飽きた“SNS離脱層”

に大別できるが、mixi2でも同様の傾向が見て取れる。

mixiの歴史に詳しいITジャーナリストは語る。

「以前のmixiでは実名登録がほとんどでしたが、mixi2は匿名の人が多いですね。実名登録していても、サブアカウントが持てるので匿名でも利用するというユーザーは多そうです」

「匿名登録が圧倒的に多いXでは誹謗中傷などで荒れることが多いですが、いくら完全招待制のmixi2でも匿名が中心になれば、いずれ荒れてくる恐れがあります」

「実名登録すれば、知り合いに見つけてもらえる可能性が高まるというメリットはありますが、多くの人にとってはリスクのほうが気になるのではないでしょうか」

「現時点では、登録しているのは18歳以上、広告がない、といった状況が“大人のためのSNS”との雰囲気を醸しており、『使いやすい』と高評価を得ています。また、コミュニティ機能が“mixiらしさ”を生んでいて、人がつながりやすい空気感をつくっています」

「コミュニティが活性化するかどうかが、mixi2普及のカギとなるでしょう」

人と人のつながりが希薄化している現代。
mixi2のコミュニティは新たな人間関係構築のきっかけになりうるが、懸念点としては、匿名性だ。

閉鎖的なコミュニティにおいては、匿名性はトラブルが起きやすい。

一方、mixi2の収益化についてはどうか。

「今のところ、どのようにマネタイズするのかは明らかになっていませんが、考えられるのは、ユーザーが増えてきたら他のSNS同様に広告を付けることです」

「SNSの広告は近年、ターゲットを絞ったターゲティング広告が主流になっており、ユーザーの属性や興味に合わせた広告が流れますが、そのような広告に嫌気がさしている人も多いので、広告の出し方によっては、ユーザーが定着せずに離れることも考えられます」

「サービス開始からわずか1週間で100万人が登録したともいわれていますが、ユーザーが完全に定着する前に広告を出し始めれば、すぐに廃れるリスクもあるといえるでしょう」

とりあえず新しいSNSを始めてみたユーザーが定着し、さらに、あまりSNSに積極的ではない層を取り込むことができれば、mixi2はFacebookやXなどの既存のSNSからユーザーを奪取できるのかもしれない。

以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。

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編集者:いまトピ編集部