ディズニー「開園ダッシュ」で強制退園?それでも「開園ダッシュ」はなくならない
東京ディズニーリゾート(ディズニーR)の開園時、走らないように注意を呼び掛けるキャストを無視して多くの入場者がお目当てのアトラクションなどを目指して一斉に走る、「開園ダッシュ問題」。
その対策としてディズニーRが、走った入場者を強制退園させる措置を講じているという情報が注目されている。
ディズニーRを運営するオリエンタルランドは、以下のように説明。
「東京ディズニーリゾートでは、従来からパーク内の禁止行為として、『パーク内で走る等の危険行為』はご遠慮いただくようゲストの皆様にお願いしております。個別のゲスト対応についてはお答えしておりません」
転倒や接触による負傷者が出る危険もあり、取り締まりの強化を歓迎する声もみられるが…。
ディズニーRといえば、入場料などの高額化と複雑化が話題だ。
ただ、逆に言えばさまざまな事前予約システムが整備されつつあるにも関わらず、「開園ダッシュ問題」がなくならない理由は何なのだろうか。
それは、「行列に並ぶ覚悟があれば、パークチケットのみでアトラクションを体験することは可能」だからである。
テーマパーク経営に詳しい大学教員は語る。
「開園ダッシュはディズニーRではお馴染みの光景になっていますが、走る目的は、待ち時間なしですぐにお目当てのアトラクションを利用するためか、パレードやショーの席取りのためです」
「危険な行為であることはいうまでもありませんが、スタンバイパスやDPAなどで事前にスマホから予約しないとアトラクションに乗れないという運用にしない限りは、なくならないかもしれません」
「チケットの複雑化が批判されがちですが、冬は寒いなか、夏は暑い中で何時間も行列で待つほかなかった以前に比べれば、よくなったといえるのではないでしょうか。入場者は予約の時間まで他の場所を見たり、買い物や食事をできますし、ディズニーRも客がそういったかたちで空いた時間にいろいろとお金を使ってくれるほうが、売上にもつながり、両者にとってメリットがあります」
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編集者:いまトピ編集部