背の低い男ほど攻撃的「ナポレオン・コンプレックス」なぜか数年おきに・・・?
![怒り](https://ima.xgoo.jp/word/img/contents/4/61068.jpg)
「背の低い男性ほど自分に足りていない部分を補おうとして攻撃的に振る舞う」
独立系学術専門出版グループ「SAGE Journals」に公開された「ナポレオン・コンプレックス」に関する研究論文が、物議を醸している。
「ナポレオン・コンプレックス」とは、身長が低い男性が持つとされる劣等感のことで、小柄だったとされるフランスの初代皇帝・ナポレオンにちなんで名付けられたもの。「背の低い男性は自分よりも背の高い相手に対し、間接的に攻撃をする」などといった研究結果が報告されている。
この論文はオランダのアムステルダム自由大学の研究結果で、実は過去に何度かSNSで紹介され拡散。低身長男性を不安な気持ちにさせている。2022年にプロゲーマー・たぬかなが、ライブ配信にて「170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください」などと発言し、大炎上したのは記憶に新しい。さすがに「人権がない」はかなり問題発言だが、実際には単なる本人の好みだったと言われており、賛否はともかく彼女の知名度を一気に上げるきっかけになっている。
もっとも、この研究論文が何度も持ち出されては拡散を続けているのは、それだけ身長を気にしている人が多いことの表れともいえる。今回も「たしかに自覚あるな」「大谷が穏やかな感じなのはこのせいか」「言い方を変えると、小さい奴の方が根性がある」などと、大きな反響を呼んでいる。
身体的特徴と性格の関係は、ドイツの精神科医・クレッチマーの「性格類型論」の中でも報告されており、こちらでは一番攻撃的なのは身長ではなく、体格の良い筋肉質なタイプとしている。
そもそも身長の大小で区分されるほど人間の性格は単純ではなく、結局のところ、コンプレックスを持つ者に対するマウントの材料にされているというのが、実情ではないだろうか。
以上、アサ芸ビズから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部