2025/2/19 13:02

日産「従業員の悪夢」…ホンダ経営統合に反対したのは「役員が高額な役員報酬を守るため」

金

経営統合に向けた協議が破談となった日産自動車とホンダ。

直接的な理由としては、ホンダが申し入れをした日産の子会社化に対し日産が反発したためだと伝えられているが…。

実は、根底にはホンダとの経営統合によって高額な役員報酬の引き下げや役員ポスト削減を嫌がった日産の役員たちの反対があったとも指摘されているのだ。

実際に日産の役員報酬は高額だ。

全国紙記者によると、

「日産は社外取締役も報酬が高いことが有名で『おいしい仕事』だといわれている。自らの高い報酬とポストを失いたくないがために役員が経営統合に後ろ向きで、それによって協議が破談となり日産の再建が遠のいたのだとすれば、従業員にとっては悪夢としかいいようがない」

と語る。

「もともと両社は1月中に統合の方向性について一定の判断をする予定であり、ホンダはそれまでに日産がより具体的なリストラ策をまとめて経営の継続性に問題がないことを示してくると期待していた」

「一方、日産のほうにそこまでシビアな考えはなく、ホンダは子会社化したほうが日産もリストラを進めやすくなるのではと考えて提案したところ、日産から反発を受けた」

「日産の社員はプライドが高いという社風を十分に理解したうえで、統合話を壊すために、あえて反発を生む提案を持ち掛けたのではないかともいわれている」

両社は持ち株会社を設立して上場させる計画で、持ち株会社の取締役の過半をホンダが選ぶことになっていたのだが…。

「ホンダが日産に経営のスリム化を要求するのに伴い役員数の削減と役員報酬の減額を要求することは必至だった。さらに経営の主導権をホンダに握られるとなれば、日産の役員たちが反発するのも無理はないが、ホンダとの経営統合以外に日産が生き延びる道が見つかっているわけでもなく、保身のために会社の危機を深めたといわれても仕方ない」

社内外、そして市場関係者の間で内田社長が経営再建をできると考えている向きは少ないと見られている。

以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。

日産の従業員の悪夢…役員が高額な役員報酬を守るためにホンダ経営統合に反対 | ビジネスジャーナル日産の従業員の悪夢…役員が高額な役員報酬を守るためにホンダ経営統合に反対 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部