ケンタッキー、社名どうなる？
全世界に約2万5000店を展開し、ファストフードチェーンではマクドナルド、サブウェイに次ぐ規模を誇るKFC。
同社をはじめ、ピザハットなど複数のメガチェーンを傘下に収める米国の外食大手ヤム・ブランズ社は、2月18日、KFCの本社をケンタッキー州ルイビルからテキサス州プレイノに移転すると発表した。
米国企業にとっては法人税が安いことが理由で人気の移転先。
それでも今回の移転発表は世界中で大きな衝撃を与えている。
その理由はブランド名だ。
現在はKFCが同チェーンの正式名称だが、かつては「ケンタッキーフライドチキン」。
今も「ケンタッキー」や「ケンタ」と呼ぶ人も多いだろう。
もともとKFCは略称であり、「K」はケンタッキーの頭文字。誰もが知っていることだけに、
《名前はどうなる？》
と、世界中で今後の店舗名や社名を気にする声は少なくない。
《テキサス州に移転ならTFCにすべき》
との声もあるが、同じく世界展開する「テキサスチキン」というライバルチェーンも存在。
《名前が被ってややこしい》
《いや、それはそれで面白い》
など、米国のネット上では勝手に論争が繰り広げられている。
だが、ヤム・ブランズ社からは本社移転の発表のみ。
今のところ、KFCの名称変更についての話は出ていない。
経済誌記者は語る。
「改名はないでしょうね。世界中の人が知っているブランドなのに、本社が移転したからといって変えるメリットはありません」
「それにテキサスチキンだって本社があるのはジョージア州。一部ネット民の主張で言うなら、ジョージアチキンに変えなければならなくなります（笑）」
「そもそもネット上のKFCの本社移転をめぐる社名変更論争も本気のものではありません。大喜利的な投稿も多いですし、ジョーク混じりにイジっているだけです」
言われてみれば、国内最大手のうどんチェーン「丸亀製麺」も香川県丸亀市に本社はないし、創業の地でもない。
だが、そこは米国の企業。4月のエイプリルフールに便乗して自ら改名ネタを投稿してきた可能性も…？
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編集者：いまトピ編集部
