テスラ、新車1300万円→「中古180万円」販売不振で「激安テスラ」が売り出し中

「偉大な米国人であるマスク氏への信頼と支持の証として、新品のテスラ車を買うつもりだ」
米国のトランプ大統領は3月11日、盟友のイーロン・マスク氏がCEOを務めるテスラの業績不振を受けて、上記のように自ら購入意思を表明し、消費者の「テスラ離れ」を牽制した。
トランプ政権発足後、マスク氏は連邦政府の予算と人員の大幅カットを主導し、国民の反発を招いている。その結果、テスラ車の販売不振が加速し、今やテスラの株価はピーク時の半値に下落している。
この傾向は日本でも同様だ。テスラは日本での販売台数を公表していないが、すでに高級EVの「モデルS」と「モデルX」の日本向けの生産を3月末で終了すると発表しており、4月以降は在庫車と中古車のみの販売になる。つい数年前までは「憧れの車」だったテスラ車だが、いまやかつての栄光は見る影もないのが現状なのだ。
もっとも、テスラに乗ってみたいという人にとっては、逆に絶好の買い時、という見方もある。中古車販売サイトを見ると、発売当初は1300万円以上した「モデルS」が、なんと180万円から販売されている。さすがにこの価格帯になると走行距離は10万キロを超えてくるが、2~3万キロ程度の低走行車でも300万円台で購入できる。こうなると、食指が動く人もいるのではないか。
ただ、「激安テスラ」を購入する場合、リスクはないのか。
「購入を検討している人が一番心配するのが『バッテリーの寿命』でしょう。テスラは、車種にもよりますが8年、または16万から24万キロまで70%のバッテリー容量を保証するとしています。比較的高年式の低走行車を選べば、大きな問題が起きることはないでしょう。ただし、テスラは独特のアルミボディ構造をしているため、板金修理がやりづらく、高額な修理費用が必要になる。くれぐれも事故だけは注意が必要です」(自動車ジャーナリスト)
アメリカでは落書きをされるなど、テスラ車に対する風当たりが強いが、日本では今のところそのようなトラブルはないようだ。この機会に、あえて激安のテスラ車に乗ってみる!?
以上、アサ芸ビズから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部