カウンター寿司でのNG行為「醤油を〇〇する人」→残念と思われている

日本を代表する食文化の一つであるお寿司ですが、楽しみ方やマナーには地域による違いや歴史的な背景があり、知れば知るほどその魅力が深まりますよね。
今回は、お寿司の食べ方やマナーについてホテルニューオータニ大阪に入っている寿司店「乾山」、店長の田上由将さんに教えてもらいました。
【NGマナーと気を付けたいこと】
◆醤油をべったり付けない
寿司は好きな順番で食べたらいいと寛容な田上さんですが、一つだけNG行為としてあげたのが、「醤油をべっちゃりつける」ことです。
「柔らかく握ってるんで、無茶苦茶になってしまうんです。シャリからネタを外してネタだけ食べる人も時折見かけるのですが、作った側としてはちょっと残念です」
お寿司はシャリとネタのバランスが命。両方を味わうのがマナーと言えるでしょう。
◆注文のタイミングと勘定の仕方
回転寿司ではなく、普通のカウンターで食べるお寿司は注文するタイミングに困ることも。忙しく働く職人さんにどのタイミングで声をかけたらいいのでしょう。
「普通に注文してくれたらいいですよ。お寿司屋さんによっては、『何かありますか?』と気軽に聞いてくれるところもたくさんあります。初めてでも緊張せず、気楽に楽しんでください」
◆お勘定をスマートに済ませるには
「会計時に『お愛想』と言うのは昔からタブーとされています。『お愛想』と言う方も結構いらっしゃいますが、『この店には愛想が尽きた、もう来ない』という意味が含まれているので使わない方がいいのです。普通に『会計をお願いします』や『ごちそうさまでした』と言う方が自然でスマートです」
◆美味しく食べるためのコツ
お寿司を美味しく食べる順番に決まりはありませんが、伝統的な流れを知っておくと、より味わい深く楽しめます。以下は一つの目安です。
白身魚(ヒラメ、タイなど):淡泊で繊細な味わいからスタート。
ホタテやイカ:少しコクのあるネタで中盤へ。
光り物(アジ、サバ):独特の風味でアクセント。
マグロ、ウニ、イクラ、エビ:濃厚な味わいを後半に。
穴子や巻き物:締めとして印象的な一貫を。
是非覚えておいてくださいね。
以上をOTONA SALONEが伝えています。
編集者:いまトピ編集部