こんにゃく、冷凍すると…肉っぽくなる

「食材を長期保存するために購入後は冷凍庫へ」
そんな方も多いでしょう。
しかし、中には冷凍保存に向いていない食材も。
では、コンニャクは冷凍保存できるのでしょうか。
コンニャク、白滝などを製造している株式会社関越物産に聞いたところ、コンニャクを冷凍保存すると、解凍しても「元の食感には戻らない」とのこと。
コンニャクはほとんどが水分。
水分を除いた主成分はグルコマンナン(コンニャクマンナンともいう)という食物繊維。
グルコマンナンが水を取り込んで凝集し、網目状の構造のゲルになることで、プリプリとした弾力のある食感を生み出しています。
しかし、冷凍すると、当然コンニャク内部の水分が氷になります。
氷になると水よりも体積が増え、これがコンニャクのゲル構造を破壊してしまうそう。
解凍すると氷は水に戻りますが、ゲル構造は破壊されたまま。
繊維質の部分だけが残ってスカスカに…。
では、解凍したコンニャクはどんな食感になるのか気になりますよね。
「みなさんおなじみのプリプリ感のあるコンニャクではなく、しっとりして噛むと『くにくに感』のある肉っぽい食感になります。」
関越物産では、おすすめ食材の1つとして『冷凍コンニャクの作り方』をウェブサイトで紹介。
作り方は以下の通りです。。
1.コンニャクを切る:好みの大きさに切ります。5~10mm程度の厚さにスライスするか、手でちぎると扱いやすいです。
2.冷凍する:『1』を保存容器などに入れて、冷凍庫でひと晩以上凍らせます。
3.解凍する:自然解凍または流水で解凍します。
4.水気を切る:キッチンペーパーなどで包み、水をよく切ります。
この『冷凍コンニャク』、こんな使い方ができます。
・ピリ辛炒め
みりんと醤油で炒めて、輪切唐辛子でピリ辛に。
・肉野菜炒め風
焼き肉のたれで味付け。
・から揚げ
濃い目のタレで下味を付け、片栗粉をまぶして。
コンニャクを冷凍すると、元の食感には戻りませんが、新食感を味わえます。
あえて冷凍するのもアリですよ!
以上、詳細はgrapeをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部