2025/4/19 13:06

メルカリ、高額取引は「〇〇必須」に

パソコン

返品詐欺や出品情報ページ記載の商品と異なるものが購入者のもとに届く事例が相次いでいる、フリマアプリ「メルカリ」。

今月には、あるユーザーが「メルカリで8万円のデニムを買ったら果汁グミが届いた」という報告がSNS上に投稿されたケースも。

ちなみにメルカリはこれまで規約で、

「ユーザー間の売買契約、出品、購入等の保証等に関しては、すべて当事者であるユーザーの自己責任とし、弊社は自ら売買を行うものではなく、売買の委託を受けるものでもありません。弊社は、本規約中に別段の定めがある場合を除き、売買契約の取消し、解約、解除、返品、返金、保証など取引の遂行には一切関与しません」

と定めていたが、今年1月に

「弊社は、ユーザー間の物品の売買の場・機会を提供するもので、売買契約の当事者にはなりません。但し、弊社は、本規約等の定めに従い、本サービスの適切な運営のため、弊社の判断で、ユーザーへの連絡、取引の完了又はキャンセル処理、補償その他必要な対応をとる場合があります」

と改定していた。

では現在、トラブルを防ぐためにメルカリはどのような対策を講じているのか。
同社は次のように説明する。

「メルカリでは、正しくご利用いただいているお客さまが不利益を被ることがないよう、主に以下の3つの点でお客さまに安心安全にご利用いただける環境の構築を進めております」

・お客さまサポートの体制の強化
・お客さまへの補償の拡大
・不正利用者の排除
※メルカリの安心安全に関する体制強化と新たな補償方針による対応の開始について
https://about.mercari.com/press/news/articles/20241125_mercari/」

「対策については、不正行為を検知するためのAIシステムを運用しており、お客さまの取引状況等のデータを踏まえ、独自のAIスコアを算出し、監視を行っております」

「引き続きAIシステムの精度を高めていき、不正検知による対策を強化してまいります。さらに、3月には高額取引における出品・購入時での本人確認を必須化としており、今後も安心安全な利用環境の構築に向け引き続き取り組んでまいります」

専門家は語る。

「「返品詐欺のような犯罪をはたらこうと考える者が意図的に取引実績を重ねて評価を高めるというケースは、それほど多くないでしょうから、まずは相手の購入者の実績がなかったり少なかったりすれば、売らないということです」

「メッセージのやりとりのなかで失礼な言動などがあればブロックできるので、少しやりとりをしてみて相手に怪しい点がないかを確認してみてもよいでしょう。そして何より重要なことは、盗まれて困るような高額な物を出品するのはナンセンスだと認識し、そのような物は出品しないということです」

「一方、購入者側としては、検討の段階で出品者とのやりとりのなかで『商品のこの部分の画像を送ってください』などと、確認を入念に行うことです。自分で自分の身を守るためにしっかりとしたチェックを怠らないことが重要です」

以上、詳細はBUSINESS JOURNALをご覧ください。

メルカリの転換と挑戦、不正利用者の排除と補償の拡大に注力…AIで不正検知 | ビジネスジャーナルメルカリの転換と挑戦、不正利用者の排除と補償の拡大に注力…AIで不正検知 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部