玉ねぎとジャガイモの絶対NGな保存…Gを引き寄せる理由に「絶望」

5月も半ばに差し掛かり、もうじき梅雨のシーズンに突入。ジメジメした空気が好きではない人も多いだろう。
なおX上では、これからの時期に決してしてはいけない「玉ねぎの危険な保存法」が話題となっていたのだ。
■一見普通の保存法、めちゃくちゃ危険だった…
今回注目したいのは、野菜のプロ・青髪のテツさんが投稿したポスト。
「これからの時期の玉ねぎは…画像のように保存しないでください!!」と綴られた投稿には、テーブル上に置かれたカゴの中に入った玉ねぎの写真が添えられている。一見すると、多くの家庭で見られるような何の変哲もない光景だが…。
続く文章では、「玉ねぎの香りに誘われてゴキブリが寄ってくるんです!!」「なので、これからの季節の玉ねぎは野菜室での保存が無難!!」と、衝撃の事実が明かされたのだ。
■「考えただけで恐ろしい」
「ゴキブリが寄ってくる」という衝撃の事実は人々を大いに動揺させ、Xユーザーからは「え、常温だめなんですか…」「初めて聞きました」「すぐに移動させます!」「考えただけで恐ろしい」など、驚きの声が多数寄せられていた。
そこで今回はゴキブリの生態について、公益社団法人「東京都ペストコントロール協会」に詳しい話を聞いてみることに。
同協会の担当者からは「有機質であれば、ほとんど食餌となります。また、日中は暖かくて水分が多い場所(台所や洗面所などの裏側など)に潜んでいます」という、恐ろしいコメントが得られた。
「暖かい時期」に活発な動きを見せるため、青髪のテツさんの投稿にあったように、これからの時期の野菜の保存には特に注意する必要があるだろう。
なお、東京都ペストコントロール協会に担当者は「室内なら冬場も温度が保たれているので活動でき、半年ほど繁殖可能なようです」と、これまた恐ろしい補足を入れている。
■アース製薬は「匂いに誘われる」と説明
「ゴキブリが匂いに誘われる」ことを示す、意外なエピソードをご存知だろうか。じつは、アース製薬が展開するゴキブリ対策用品の中には、ゴキブリが好む玉ねぎやビーフ、エビ、野菜などの香りで誘引する製品が存在するのだ。
そこで続いては、アース製薬にも詳しい話を聞いてみることに。
同社の担当者も「家の中では、食品や汚れた食器、食べこぼしを放置したり、冷蔵庫の裏やコンロの下にごみや調理くずがあると、ゴキブリのエサになってしまいます」と、説明する。
続けて「お菓子のかけら1つであってもゴキブリにはご馳走のため、食べこぼしを放置せず、家の中を清潔に保つことが大切です。玉ねぎやじゃがいもを常温保存している場合はご注意ください。毎回、使い切れる量だけ購入するのがオススメです」「ゴキブリは匂いの強いものを好む傾向があるので、『放置しない』のが鉄則です」と、注意を喚起していた。
また、「キッチンのシンクやお風呂場に、いつも水や水滴がある状態もオススメしません。わずか1滴の水も、体の小さなゴキブリにとっては充分な水分量になってしまいます。ゴキブリにとって居心地の良い環境となりますので、注意が必要です」とのこと。
我われ人間が気にも留めないサイズ感の油断であっても、ゴキブリにとっては「パラダイス」になってしまうのだ。
万が一、食料品がゴキブリを引き寄せてしまった際のリスクについては、「サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルスなどの病原菌を運搬します。また、フンや死骸などはアレルギーの原因になるとも言われています」との回答が得られた。
これからの時期、食料品の保存には一層の注意を払ってほしい。
しらべぇが伝えています。
編集者:いまトピ編集部