2025/5/23 14:23

郵便局、ここまで書かないと送ってくれない…「洗顔料はチューブですか」「掃除シートはドライですかウェットですか」

びっくり

郵便局で物を送る際、局員から「中身はなんですか」と聞かれた経験のある人も多いだろう。

最近、郵便局では「キッチン用品」や「掃除用品」といった大まかなカテゴリではなく、具体的に品名を書くよう、受付で指示される事例が増えている。

そんな中、Xではこんな報告が話題に。

「一人暮らしの息子に物品の仕送りをしようと思い、日用品やら食品やら化粧品を段ボールに詰めて郵便局に行った」人が、品名に「日用品、食品」と明記したところ、局員から「具体的に書いてくれないと送れない」と言われたという。

「『キッチン用品』じゃなくて、もっと具体的に。『掃除用品』も雑巾とかモップとか具体的に。『飲料』もジュースか酒か」

「包丁、ジップロック、サランラップ、クイックルワイパー、掃除シート、洗顔料、日焼け止め、菓子、ジュース」などと書き直した。ところが、さらに「掃除シートはドライですかウェットですか、洗顔料はチューブですか」

結局、郵便局からの送付をあきらめて宅配便にしたというが、なぜ、郵便局ではここまで内容物の明記にこだわるのか。

物流ジャーナリストは語る。

「実は、日本郵便が厳密に内容物を明確にするよう求めるのには理由があるのです。2009年にゆうパックの航空搭載ルートで、『玩具用花火』が適切な申告や梱包なしに空輸されたことで、国土交通省から事業改善命令が下されたのです」

「航空機による輸送では、引火性や爆発性を持つ物品は法律で厳しく制限されており、一度でも危険物の未申告輸送があると、『航空搭載ルートそのものの停止』という重大なペナルティを科されかねません。こうした背景から、日本郵便は『遠隔地や島しょ部など、航空輸送を要する地域向けの荷物』について、内容をより細かく申告する運用を徹底しているのです」

ヤマト運輸でも、「宅急便で送れないもの」を公式サイトで公開して、品名欄の具体的記載を義務化。

佐川急便も「送り状の『品名』欄には具体的な内容や特別な注意事項を記載してください」としている。

空輸便の場合は安全面を考慮しなければならず、今のところ協力するしかないようだ。

以上、詳細はアサ芸ビズをご覧ください。

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編集者:いまトピ編集部